安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
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あおり運転報道に見る人間心理と自由が抑圧される社会

2021-02-23 00:36:16 | 政治
最近、特にあおり運転に関する報道が多くなっているように思います
コロナと長引く不況の影響なのでしょうか?特にストレスの多い社会となっているせいなのか
すかっとジャパンとか、鬼滅の刃とか。。。やられたらやり返す。。。復讐する
という筋書きや組み立てのドラマや番組が流行っているように思います

私はあおり運転をしている人について、別に悪くないと言うつもりもありませんが
逆に、動画をテレビ局などに報道させる被害者に、微妙に不愉快な気持ちになります
別に、動画を証拠としてはいけないとは言いませんが、テレビ局に売り込む必要はないでしょう
以前には、タレントが線路の中で自撮り写真を撮り、インスタに載せたとかで批判を浴びていましたが
これも私は不愉快な気持ちになりました
「相手をやり込め、土下座させたり、謝罪させたり、社会的に葬ったりして、その裏でほくそ笑む」
ここには、少し精神性の歪みが感じられます
相手に謝罪させたいだけなら、別にテレビ局に売り込む必要はないんじゃないですかね?
こういうことを言うと、私も叩かれそうですが、でもね
こういうことをテレビで社会問題化させることで、実は人の自由というのが、どんどん狭くなっていくのですよ

報道というのは、正義のツラをして人の自由を奪うことが好きなんです

まずね、あおり運転報道ですが、この影響で、どんどん車載カメラ映像を撮る人が増えているといいます
ですが、こういうことによって、社会が密告社会になって行きつつあることが、お分かりになりますか?
あおり運転のことを具体的に言うとするならば
運転中、たまたま前車との車間距離が狭くなっていた場合には、いつ犯罪者になるかわからないのです
いつ証拠を取られて「危険運転をする人」として社会的に葬られるかわからない。。。
ということを意味するのですよ、これは
運転中、おおらかに走れない。。。いつもビクビクした運転をしていないといけない
これが自由で開かれた社会なのでしょうか?

そして、もうひとつ言わせていただくと
道路交通法も、こんなことが社会問題化することで、どんどんと、厳しくなっていくんですよ
法律というのは、基本的に増える一方であり、規制は増える一方だということ
これを知らなくてはならないんじゃないでしょうか?
規制や法律が増えたり厳しくなるたびに、人の自由はどんどん狭くなって行きます
法律を作る側は、こうやってテレビで「何が報道され、何が問題になっているのか?」
これをよく見ているんです
私が言いたいのはですね。。。この、法律がどんどん作られて、人間の自由にどんどん制限がかかる
これが「大きな政府」の正体だということなんです
人間の自由というのは、政府に任せておけば、どんどん狭められ、おおらかさが失われていくのです
大きな政府とはね、政府が法律や権限や規制を増やし、個人の自由の領域を制限・抑圧していくのです
これが大きな政府の本当の意味なのです

人間心理として、「テレビで報道しているから問題が多くなっていると」思いがちですが、それは早計なんですよ
つまり、あおり運転なんて、昔からよくあることなんです。今さら急に増えた問題じゃない
あおり運転は増えてなどいないが、逆に動画を撮って、相手に土下座させたり社会的に葬ったり。。。
おまけに、もうひとつ付け加えて言うなら、ユーチューブの動画ネタにしてやろう。。。という人たちが増えている
ということなのですよ

前回の日記でも書きましたが、制度をいじっても、本質は良くなることはないのです
逆に、政府の規制が増やされ、一度失われた個人の自由は、簡単には戻ってこないのです
そのことを知る必要があると私は思います
社会をよくするために変える必要があるのは、実は人間性の方なんです
スマイルズの自助論にも書かれていましたが、国民の民度と政治の質は基本的に同質です
国民の側が、「政府に何とかして欲しい、政府が何とかしろ」という思いを発するたびに
政府の方では、法律を作り、制度をいじり、人間のおおらかさを縛っていくための、規制を増やして行きます
国民と政治家は波長同通。。。国民の要求によって政府が動いているだけ、ということです

最後に、「リバティー・ウェブ」の記事に素晴らしい内容の記事が出ていました
記事を書いた長華子さん、見識の高い、すごい人ですね
一度記事を読まれることをお勧めします

リバティー・ウェブの記事はこちらです
ケインジアンのウソ 毛沢東時代の農民たちが交わした密約が物語るものとは?

それではまた次回お会いしましょう With Savior !!
コメント
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