オリジナル取っ手を作ってみました。
杉で作った観音開き戸です。
お客様のご要望で、既製品の金物取っ手ではなく、自然を生かした取っ手がいいとのこと。
さて、どうしようか?
こればかりは机上で設計はできませんので、木材置き場にある材料を眺め・・・
何気に手に取ったタブノキをおもむろに鏨(たがね)で割ってみる。
木工用のノミよりも刃先が鈍い鏨のほうが木の繊維に沿ってうまく割れる。
それをカンナで削りながら形を整えて出来上がり↓
やはり自然美は最高です。
一期一会です。
これと同じものは作れません。
続いて、抽斗(ひきだし)の取っ手↓
これもタブノキで作りました。
抽斗の幅が70cm以上もありましたので、自然美を利用するのは材料の関係で難しいので自分で形作りました。
手がかかりやすいように裏にはしゃくりが入れてあります。
長~い曲線が優美です。
これは、寸法が同等でしたら同じ様なものは作れます。
既製品の取っ手もいいけれど、無垢の手作り取っ手もトッテモいい。
失礼しました。