ビスケットジョイントの備忘録
木材どうしをジョイントする工法のひとつとして、ジョイントカッターという機械を使っています。
その機械のカッターで木材に楕円形の穴を開け、ビスケットと呼ばれる圧縮材のチップを接着剤とともに挟んで接合します。
↑ ビスケット
ビスケットは、接着剤の水分を吸収し膨張しますので、接合箇所は外れにくくなる仕組み。
私はよくテーブル天板の板剥ぎで使用。
今回は木箱をビスケットジョインで作っていきます。
↓ 板面にビスケットの穴あけ
↓ つづいて木口面に穴あけ
穴あけ箇所のマーキングは、即席治具をつくって代用
治具は、木材にマーキングの鉛筆跡を残さないため
↓ 箱組
あえて、木口が見えるデザイン
柾目材との組み合わせなので、木口を見せるのもアリかと。
木箱は7個製作。
箱の大きさはすべて違うサイズ。
使用木材は、おなじみ屋久島産の地杉。
板目材、柾目材、赤味と白太材、そしてこれら組み合わせでつくりました。
この木箱はカフェのキッズスペースに置くものなので、木の表情に違いがあるのも面白いと思います。
福島木工家具店
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