先日納品した杉の食器棚紹介
屋久島産の地杉 100%
抽斗(ひきだし)の底板も地杉の総無垢材で製作
完成した食器棚は結構な重量になりました。
抽斗の前板と扉材は柾目材を使用
杉の赤と白太材のコントラストが美しいです
この食器棚は特注品で、設置場所の右側下に床下点検口があり、
食器棚を設置した後も出入りできるようにとのことでした。
ですので、右下のガラス扉はキャスター付きの収納箱にし、
床下に入る時は、そのまま引き出せは点検口が見えます。
扉にはスライド丁番という金具をつかっています
この丁番にはソフトクロージング機構が備わっており、
扉がゆっくりと閉まっていきます。
動画はこちら↓
お客様は大変喜んでくださいましたが、一つ反省点が・・・
すべて自然塗料のオイルフィニッシュ仕上げなのですが、塗装後もしばらく匂いは残ります。
外気にさらされているところは匂いが自然に取れていくのですが、
抽斗の中は閉じられている空間なのでオイルの匂いはしばらくつづきます。
今回は、お客様へ引き渡す前に外気に晒したりして匂いを取るようにしたのですが不十分でした。
納品した後にお客様の方で、抽斗など匂いの気になる箇所に風を当ていただくという手間をとらせてしまいました。
植物由来の自然塗料なので嫌な匂いではありませんが、やはり食品に移るのはNGです。
今後、食器棚など匂いの気になる家具にはあえて塗装をしない箇所を設けることも考慮していかなくては。
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