箸の材料は屋久島産イスノキにしました(写真上の箸は4年前に製作した物) ↓
写真下 今回用意した細長い角材
ユスノキとも呼ばれている硬くて重たい木です。
4年前の弁当箱製作の際は、箸を先細りにする治具を作りました。
その時のブログ記事はこちら → 箸作り
当時の治具がどこかにあるはずとアチコチ探し回ったのですが見つからず、改めて作り直すことに。
新しい治具 ↓
試作で作った箸を置いてみました。
↑ 加工前の角材が置いてあります。
前回よりも安全面に配慮した設計。
加工前の箸材を横から挟み込んでテーブルソーに通します。
一度ノコで挽いた箸材を90度転がして再び治具に挟み込んで挽きます。
二回目を挽く時は材がバタついてしまうので、押さえ棒を用意して材を押さえながら挽きます。
挽くのは二面のみ。
ノコ刃の跡が挽いた面に残っていますので、これを手鉋できれいにします。
先ほどの箸づくり治具を利用してもう一つの機能を付け加えました ↓
箸と同じテーパーのついた角材二本とずれないようにストッパーを取り付けました。
真ん中に削る箸材をセットします。
手鉋で1~2回挽くとピカピカになります ↓
今回は8セットの弁当箱を製作していますが、予備を含めて11膳の箸をつくっています ↓
箸の両端を枠に収まるように45度に切り落とします ↓
こんな感じで納まります。
箸には塗り立てという漆塗りをします。
何度も塗り重ね、漆の厚みが増していくので、その厚み恐らく0.2~0.3mmくらいを考慮して箸の全長を改めて微調整しなくてはなりません。
蓋の枠内に丁度良く納まるようにするのが勘所。
小心者の私にとっては毎度毎度緊張と不安の連続です。
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