散歩道で
ヒヨドリジョウゴの花が
咲いている。
秋に赤い実は
よく目にしますが
花に気が付かない方が
多いかもしれません。
ナス科の花は
ユニークなものが多いのですが
このヒヨドリジョウゴもまた
個性的な花です。
5つに深く咲けた花冠は
花が開くとすぐに
反り返ってしまい
まるでバドミントンの
シャトルの様になります。
このため蕊が
飛び出したように
見えるのです。
1本の雌しべは
束になった雄しべの真ん中から
突き出ています。
雄しべの先端は
穴があいていて
花粉はその穴から出ます。
一般的に
ナス科の植物は下向きに咲き
蜜は生産しません。
風が吹いたり
ハチの羽ばたきで
花粉が出て受粉します。
そのためには
花冠が反り返っている方が
好都合なのだろうと勝手に
想像しています。