2012年3月3日。
午後1時半から、浅香山病院精神科リレーションセンターにて講演をしました。
テーマは「ストレスとうまくつきあう心理学~生きにくい時代の処方せん~」
地域の方々40名ほどが参加。
ストレスマネジメントのお話とリラクセーションの実習をしました。
お年をめしたかたも多くいらっしゃったので、アクティベーションはできませんでした。
2時間ほどの講演でしたが、地域に根ざす当病院らしく、ほんわかしたいい雰囲気のセミナーになりました。
OTの山崎さんはじめ、準備や後片付けを手伝って頂いたスタッフのみなさん、ありがとうございました。
ハミル宮田ゼミの後輩だった百田さんとは20何年かぶりの再会(記念写真では私の左横)。
立派になってましたよ、ミミミ君、覚えてますか?
<精神科病院の喫煙問題>
綺麗になった病院内部を見学させてもらいました。
いちばん気になったのが患者さんの喫煙に対する取り組み。
当病院では、喫煙スポットが設置されていました。
ガラス張り・密閉で、吸煙装置が装備されたブース。新幹線のぞみN700系とよく似ていました。
敷地内禁煙をすると病院外で喫煙する人が地域の方々の迷惑になるというので仕方なく分煙とのこと。
府立精神医療センターが3月1日から敷地内禁煙に踏み切った話をしました。
浅香山が分煙から敷地内禁煙へと変わるには、どんな段取りで、なにをすればいいのでしょうね。
多くの病院が敷地内禁煙となってきた昨今、精神科病院だけは禁煙をタブー視してきました。
ニコチン摂取が精神疾患の症状軽減に役立つという説すらあるくらいなので、ビミョーな問題ではあるけど・・・健康を害することが周知の喫煙を院内で勧めるのは健康増進法25条に反することですからね。
さてどう展開するのか、何かお手伝いできることはあるのか、深く考えさせられました。
<心理関係の院内施設>
心理のスタッフはたくさんいらっしゃるようで、施設もたいへん充実しています。
心理相談などができる小部屋は調度品もシックでいいですね。3部屋ありました。
グループ療法ができる大きな部屋や、子供用のプレールームも。
デイケアのフロアは立派でした。理想的な環境といえるでしょう。
土曜日だったので、利用者はいなかったのですが、施設はとてもよかった。
本学の学生さん(院生は当然)も、心理師の国家資格ができたら施設での実習が単位になるとおもいます。
少なくとも見学させてもらって、ボランティアとして手伝ったりして、アセスメントやセラピー、デイケアの実際を体験することは必須となるでしょう。
私は大学を卒業の後、修士2年までの2年間、民間の精神科病院と大阪府立精神薄弱者厚生相談所でアセスメント担当のアルバイト心理士をしていました。
大学院では武庫川病院(兵庫医大)で臨床心理学実習を受け、当時の木下功講師(後神戸大教授)から自律訓練法とロールシャッハ検査法の訓練を受けたのも懐かしい。
こうした20歳代の経験が、後に心理学の実践とは何かを考える基盤となっているのだとおもいます。
昔の精神科病院と比べたら、最近の精神科病院は大きく変わりました。
美しく開放的で、立派な施設に変わりました。
府立中宮病院(精神精神医療センタ)といい、浅香山病院といい、このところ精神科の病院と縁が深くなってきました。
大学で心理を教えている先生方も、最新の精神科病院を体験するのも重要だとおもった次第です。
2012/03/04・記
p.s.
南海浅香山駅から歩いて5分。外観も写真に撮りました。
駅降りてすぐに関西大学堺キャンパスがどーんとある。驚いたなあ~。
浅香山病院
午後1時半から、浅香山病院精神科リレーションセンターにて講演をしました。
テーマは「ストレスとうまくつきあう心理学~生きにくい時代の処方せん~」
地域の方々40名ほどが参加。
ストレスマネジメントのお話とリラクセーションの実習をしました。
お年をめしたかたも多くいらっしゃったので、アクティベーションはできませんでした。
2時間ほどの講演でしたが、地域に根ざす当病院らしく、ほんわかしたいい雰囲気のセミナーになりました。
OTの山崎さんはじめ、準備や後片付けを手伝って頂いたスタッフのみなさん、ありがとうございました。
ハミル宮田ゼミの後輩だった百田さんとは20何年かぶりの再会(記念写真では私の左横)。
立派になってましたよ、ミミミ君、覚えてますか?
<精神科病院の喫煙問題>
綺麗になった病院内部を見学させてもらいました。
いちばん気になったのが患者さんの喫煙に対する取り組み。
当病院では、喫煙スポットが設置されていました。
ガラス張り・密閉で、吸煙装置が装備されたブース。新幹線のぞみN700系とよく似ていました。
敷地内禁煙をすると病院外で喫煙する人が地域の方々の迷惑になるというので仕方なく分煙とのこと。
府立精神医療センターが3月1日から敷地内禁煙に踏み切った話をしました。
浅香山が分煙から敷地内禁煙へと変わるには、どんな段取りで、なにをすればいいのでしょうね。
多くの病院が敷地内禁煙となってきた昨今、精神科病院だけは禁煙をタブー視してきました。
ニコチン摂取が精神疾患の症状軽減に役立つという説すらあるくらいなので、ビミョーな問題ではあるけど・・・健康を害することが周知の喫煙を院内で勧めるのは健康増進法25条に反することですからね。
さてどう展開するのか、何かお手伝いできることはあるのか、深く考えさせられました。
<心理関係の院内施設>
心理のスタッフはたくさんいらっしゃるようで、施設もたいへん充実しています。
心理相談などができる小部屋は調度品もシックでいいですね。3部屋ありました。
グループ療法ができる大きな部屋や、子供用のプレールームも。
デイケアのフロアは立派でした。理想的な環境といえるでしょう。
土曜日だったので、利用者はいなかったのですが、施設はとてもよかった。
本学の学生さん(院生は当然)も、心理師の国家資格ができたら施設での実習が単位になるとおもいます。
少なくとも見学させてもらって、ボランティアとして手伝ったりして、アセスメントやセラピー、デイケアの実際を体験することは必須となるでしょう。
私は大学を卒業の後、修士2年までの2年間、民間の精神科病院と大阪府立精神薄弱者厚生相談所でアセスメント担当のアルバイト心理士をしていました。
大学院では武庫川病院(兵庫医大)で臨床心理学実習を受け、当時の木下功講師(後神戸大教授)から自律訓練法とロールシャッハ検査法の訓練を受けたのも懐かしい。
こうした20歳代の経験が、後に心理学の実践とは何かを考える基盤となっているのだとおもいます。
昔の精神科病院と比べたら、最近の精神科病院は大きく変わりました。
美しく開放的で、立派な施設に変わりました。
府立中宮病院(精神精神医療センタ)といい、浅香山病院といい、このところ精神科の病院と縁が深くなってきました。
大学で心理を教えている先生方も、最新の精神科病院を体験するのも重要だとおもった次第です。
2012/03/04・記
p.s.
南海浅香山駅から歩いて5分。外観も写真に撮りました。
駅降りてすぐに関西大学堺キャンパスがどーんとある。驚いたなあ~。
浅香山病院