大好きな女優の石田ゆり子さんが
ナレーションを務めるということで
2週続けて見ました。
主人公は獣医さんと飼い犬の花子ちゃん。
この獣医さん
動物に自分の時間を全て捧げているすっごい方
病院が休みの日には
犬猫のボランティアさん達と一緒に
野良猫の去勢手術をやったり
家でも保護猫をたくさん世話していたり。
考え方がすごくて
まだ大学生だった頃に
生体を使って実験をしなきゃいけなくて
最後には殺処分。
大学の先生は『一殺多生』という考え方だったんだけど
自分は一つの命でも助けたい!と生体を使うことを拒否。
でもそれだと単位がもらえない…
(獣医になれない)
で、調べて、欧米でやってる方法で
野良猫を捕まえて、病院に連れていき
去勢手術をするのを手伝うという方法を取ったんだって。
そしたら、手術は出来るけど殺さなくて済むし
去勢手術も出来て野良猫が増えない
全部で30体ほどやって単位を取ったそう。
それが話題になり、漫画にもなったとか。
(ちなみに今はその大学では生体を使うのは中止になったそうです)
花子ちゃんも殺処分を待つ保護犬だったそうです。
先生が自分の病院を持ったのも
その時が来たら花子ちゃんを自分の手で看取れるようにって。
休日、ボランティア団体に呼ばれて
猫の去勢・避妊手術をしていたら
預かっていた猫が出産。
(避妊手術の為に預けに来ていた飼い主は分からなかったのか…)
急なことで他の猫の去勢手術の時間が押しちゃって
押した猫の飼い主のバカップル?なのか夫婦なのか?が
すっごいブチギレちゃって。
安く(手術を)やっているっていうから
(飼い猫を)連れてきてやったんだ!って。
それを聞いた先生もブチギレ
『この人達は無償で(活動を)やってるんだ!
文句があるなら、ちゃんとした病院に行け!』
(先生が手術を引き受けていたのはボランティアさん達が用意した部屋)
見ていてスッキリしました(笑)
でもその出産した猫の飼い主。
うちにはもう7匹もいるから親猫ごと要らないとか言いだしたりで…
動物を飼う際の『責任』について
すっごく考えさせられました。
ある日先生の病院に17歳の腫瘍を持った
ダックスちゃんと飼い主がやって来て。
腫瘍はいつ破裂してもおかしくない。
でも17歳の高齢。
飼い主さんも泣きながら
『先生ならどうしますか?』と。
先生とよ~く話し合って
結局手術をすることに。
手術後目を覚まし、無事に飼い主さんの元に帰ったんだけど
先生はいつも『自分だったらどうするだろう…』と
飼い主の立場で考えるのだとか。
先生曰く
ワンコは長生きしたわけではなく
ただただ飼い主さんと幸せになりたいだけなのだと。
号泣でした
まほちゃんは我が家に来て
幸せを感じているのか…
幸せだったらいいなぁと。
そんなマザーテレサみたいな先生に看取られ
花子ちゃんは18歳半の生涯をとじました。
花子ちゃんは本当に本当に幸せだったと思う
全てのワンコやニャンコが幸せであることを
願わずにはいられないお話でした。