たわいもない話

かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂

しののめの日本海

2011年04月10日 17時25分41秒 | 朝の散歩

しののめの日本海、島根半島が蜃気楼のようにかすんで見える。

朝の陽をうけて、淡いさくら色に耀く沖合には、五・六隻の白い舟が海鳥のように浮かんでいる。

そのなかを、一隻の漁船が白波をたてながら沖合へと消えて行く。

近くでは、ワカメりょうをする海人たちの桶が、大きな口をあけ“ゆったり、ゆったり”浮かび、海鳥がよりそうように泳いでいる。

“サァサァサァ~、サァサァサァ~、サァサァサァ~”岸辺に波が囁くように寄せ、シャボンのような泡を立て戯れている。

大震災以来、くらい話題ばかりの日々。

こんなに穏やかで平穏な朝を、被災された方々と分かちあうことができたらどんなに心が安らぐことだろう。

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 死を悼む姪からの手紙 | トップ | 幻の“はまぼうふ” その一 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

朝の散歩」カテゴリの最新記事