誰も知らない南の島

いつか南の島にいきたい

しかし石油が枯渇したときバイオエタノールが代替エネルギーの主役になるだろう。

2007年06月06日 | Weblog
現時点でもバイオエタノールの生産に投入されるエネルギーと産出されるエネルギーを比較すると、生産されるエネルギーの方が多い。(これが太陽電池や風力発電となると必ずしも定かではない。)
だから、万が一石油が枯渇した場合、実際に代替エネルギーとして用いられるのはバイオエタノールになるだろう。しかし、そのときには生産に使用される農機具もバイオエタノールで動かすしかない。そうだとするとバイオエタノールは相当高額の商品になるだろう。バイオエタノールの消費は農業関係が最優先されるだろうから自家用車向けの配給はほとんど期待できない。

環境問題はなぜウソがまかり通るのかを読んでバイオエタノールを考える

2007年06月06日 | Weblog
バイオエタノールによる二酸化炭素の排出削減は間違いではない。
たしかに、石油を燃料として使用した場合とバイオエタノールを使用した場合を比較すれば、バイオエタノールを使用した場合の方が二酸化炭素の排出削減になる。
しかし、植物による二酸化酸素の固定をサトウキビやトウモロコシで行う過程で相当量の石油が、農機具の燃料、肥料や農薬の生産、灌漑設備の整備の形で消費されている。
だから、バイオエタノールを使用すると、一定の割合で石油も消費されることになる。また、農産物の生産には各国で補助金がつぎ込まれている。そこまでして生産されたバイオエタノールの価格は未だ石油燃料よりも高価である。
しかも固定された二酸化炭素はバイオエタノールを消費する過程で大気中に戻っていく。

環境問題はなぜウソがまかり通るのか

洋泉社

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多元的な歴史との出会い/ラディカル・オーラル・ヒストリー―オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践

2007年06月06日 | Weblog
先住民の語る歴史を神話としてではなく、歴史として聞いていき、その言葉を日本語に訳した。著者はオーストラリアで癌により亡くなったが、その後も本著は少数の、しかしよい読者を得ていった。
ラディカル・オーラル・ヒストリー―オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践

御茶の水書房

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