2016年1月10日(日)、薄曇り、暖か(12℃位)、無風で穏やか
参加者:G.G.他9名
歩行距離:約8.5 km
所要時間:約4:50(ルートミスのロスタイム:30分を含む)
歩行コース:GPSのトラック:
南宮大社→毛利陣所跡→南宮山→(分岐点)→朝倉山→真禅院→南宮大社へと周回した。
分岐点と朝倉山の中間点でルートミスをし、池に向かって降下し、途中から登り返しているのが分かる。
標高図:GPSの標高図
朝倉山から真禅院への傾斜が部分的ではあるが-30°もあり落ち葉で滑りやすく、滑落しないよう要注意であった以外は特段の難路はない。
(クリックすると拡大する)
山行リポート:
先ず、大社の神殿にお参りをし、本年の健康・長寿と家内安全、及び本日の山行の安全を祈願する。本日は3連休とあって、初詣客が大勢押しかけ屋台店も沢山並びお祭りのような華やかな雰囲気であった。
お参りを済ませ、左側の門から境内の外へ出て西方へ進み、南宮稲荷の無数にある赤い鳥居の中を進む。
鳥居を潜り抜けて、左折して、橋を渡ると直ぐに登山道が始まる。未だ、朝の気配が残り清々しい気が満ちている。
看板はないので、見過ごし易いが、標高299m地点の右奥に「中山一つ松」の石碑がひっそり建っている。今は残ってないが、嘗て、ここに短歌の歌枕として読まれる「中山一つ松」があったそうである。新古今集の「おもいいずや みののお山の ひとつまつ 契りしことは いつも忘れず」(伊勢)と記されている。写真がピンボケで申し訳ない。
間もなく関ヶ原合戦の「毛利陣所跡」の展望台に到着する。
但し、陣所跡と言っても、ご承知の通り、毛利軍(大将は毛利秀元、19才)は、ここで日和見をしており、実戦には参戦していません。
生憎の曇天で伊勢湾までは眺望できなかったが、濃尾平野の大観が楽しめた。何回も訪れている所であるが、暫し、壮大な気分に浸る。
15分程眺望を楽しんだ後、南宮山へ向かう。大きなアップダウンがあるが難路ではない。25分程で南宮山に到着し、余り広くない頂上広場で昼食とする。間もなく、展望台で一緒だった、「東海自然歩道を愛する会」のメンバーが到着するも、場所がなく展望台へ引き返す。その会の最長老は御年、85才だそうで、これは我々の大いなる励みになる!
記念撮影をして出発する。三角点の杭が写っているのが珍しい。
ここから先は一般のハイカーが行かないマニアックなルートになる。尾根芯を外さないようルートファインディングしながら、朝倉山尾根の分岐点に進む。分岐点にはテープが沢山巻かれていて、見落とす事はない。
分岐点を過ぎ、下り始めのうちは、踏み跡ははっきりしているが、段々に怪しくなってくる。
尾根芯を外さないよう注意して歩いていた積りだが、いつの間にか下に水面が見え、ルートミスに気付く。GPSで確認すると直進すべき尾根ではなく右側に派生した尾根を下っていたことが分かり、登り返して正規のルートに戻る。この間のロスタイム:30分
[ルートミスの原因]
GPSのトラックからルートミスの分析ができる。ミスを起こした地点で尾根が2つに分かれているが、自然と右側の尾根へ進入するような地形になっていたため、誤って右側尾根へと進入したものと推論できる。又の機会に検証してみたい。
なお、2012年12月に同じルートを歩いたことがあるが、その時も今回よりは分岐点に近い所で尾根芯を右に外しルートミスを犯している。このコースはどうも鬼門のようである。
朝倉山への降下、登り返し付近では踏み跡は明瞭になり、迷うことはない。
登り返しの途中、ニシキヘビのような大蛇が巻き付いたよな珍しい木をメンバーが発見した。
朝倉山山頂は広々したテーブル状でどこが頂上かは分からない。頂上から真禅院へ下る踏跡も見当たらない。GPSにアップロードしてあるウエイポイント“真禅院“を目標にして、GPSを頼りに降下して行くと侘びしい祠と石像がある所に至る。
ここからはからの道が通じ、下って行くと予定通りに真禅院脇に降り立った。
真禅院に立ち寄り、本日2回目の初詣をする。
国の重文である、本堂にお参りする。同じく重文である三重塔を見学しその前で記念撮影する。未だ、2時頃であるが、太陽光が弱く夕方のようで写真もボンヤリしている。
ふと、観光旅行の記念撮影のように見えなくもないと思ったのは筆者ひとりであろうか。
真禅院を後にして、ノンビリと道端の蝋梅や、モチの実などを愛でながら、無事、南宮大社の駐車場へと帰着した。
雑感:
■本コースは里山であるが、南宮山から先は、標識は一切なく、又、踏跡も定かでない。この意味で、登山本来のワイルドさが体験できる、手頃な面白いコースである。但し、GPS必携で、初心者向けのコースでなく、行くならば経験者の同行が必要と思う。
■朝倉山からの下りは急傾斜で落ち葉が積り大変に滑りやすい。積雪があれば尚更である。従って、今回と逆方向にコースを取ると、登りに相当なエネルギーを消耗することになるので避けた方が賢明であろう。
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