新暦8月4日、旧暦6月14日の午前零時過ぎ、池冶(いけじ)の海岸でウミガメの孵化があった。空には13夜の月が白い砂浜を淡く照らしていた旧暦13日の深夜、友人から電話があり、急いで池冶の海水浴場へ行った。夕方には沢山の人が居たそうだが、なかなか亀が砂から出てこないので大部分の人は帰宅して、5~6人の親子が亀が砂から出てくるのを見つめていた。
ほとんどの人が諦めて帰って、近くの住人85歳のご婦人と二人で見つめていたところ、日が代わって14日になってしばらくしてから、一匹、また一匹と出てきて、皆で6匹が誕生し、元気に海へ急いで行った。「元気に育って、大きくなったら、また戻って来いよ・・・・」と叫びたくなった。先日は宇宙の神秘、今日は地上の神秘を体感した日だった。
「 道端の木の上または地面に鳥の巣を見つけ、その中に雛か卵があって、母鳥がその雛か卵を抱いているときは、母鳥をその母鳥の産んだものと共に取ってはならない。」 (申命記 22:6)