どぶがいの屋外アクア

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カラスガイ天国!!

2021-11-22 07:52:04 | 野外採集

前回記事の続きです。

魚採りした場所から移動して、今度はイシガイ類探索に本腰を入れます。

しかし、電車の中でデジカメの電源ボタンを押すと… 電池残量がありません という表示に…

という訳で今回の記事の画像はスマホで雑に撮ったものになります。デジカメのマクロ撮影は二枚貝の水管を撮る時にこそ真価を発揮するので残念です…



とある水域の底を見ると明らかにシジミではない貝殻がゴロゴロしているのを発見!

とある水域とまどろっこしい書き方をしているのは生き物探し(特にタナゴやイシガイ類のようにニッチな環境でしか生きられず絶滅の危機に瀕している生き物)では採集圧がかかり過ぎないようあえてボカしています。単なる観光でしたら、利用促進のために何線に乗ったとかどこどこの駅で降りたとか書きますが、、フィールドの背景をあまり載せないのもこのためです。毎度ながら世知辛いなと思いますが…












カラスガイ
この貝はイケチョウガイ類と並んで、最大サイズの淡水二枚貝です!分布域は広いものの生息密度がかなり低いイメージで探しても探してもなかなかお目にかかれない大変希少な生き物であるというイメージです。当然、僕も今回が初採集でとても嬉しいです。カラスガイは日本海側に分布していて、太平洋側には亜種のメンカラスガイが生息しているようです。
20㎝前後の個体がゴロゴロいました!生きたものはずっしりとした重さがあります。

泥の中に殻全体を沈めて水管を出しています。わかりますかね?


泥から出すとこんな感じ。勿論、元通りに埋め直しましたよ。殻の表面がヘドロやヒルまみれになっているものもいました。



潜れる泥が無くて、むき出しになっているものはコケまみれになっていました。



カラスガイとヌマガイを一緒くたにしているサイトが多いですが、カラスガイは殻頂(殻の付け根)に翼状突起と呼ばれる出っ張りがあります。
カラスガイ、ヌマガイ、タガイ、フネドブガイ等のカラスガイ族の貝は同定がとても難しいので、一緒くたにしてしまうのは致し方ないかなとは思いますが…イシガイ類のことを知る機会は一般人にはなかなかないですよね。



探していくうちに若い貝を見つけることが出来ました!若い貝の方が翼状突起が顕著でわかりやすいですし、実物を見ることが出来て、とても感激です!😍

繰り返しますが…カラスガイ自体、なかなかお目にかかれるものではなく、若い貝や幼貝サイズのものは尚更、見つけるのが難しいので憧れといっていい位です。メンカラスガイは翼状突起がもっと強いみたいですので、いつかはこちらも(笑)






これもカラスガイ?
殻の形状に違和感を感じたので、その道の強いお人に確認したところ、この貝はカタドブガイ(西日本に生息するフネドブガイの一種)かあるいはキタノタガイがミナミタガイではないかとのことでした…その道を極めた方でも種の特定は難しいようです。




こんな貝も🙄小さいのはイシガイですが、大きい方が判別に迷いました。





死貝を持ち帰り、後日撮って見て頂いたところ、ヌマガイとのことでした。ポピュラー種でしたか💦カラスガイ族は似たような種が多くて判別に苦労します。

ですので、二枚貝を撮る時は殻の長さ・厚み・殻の裏側と色々な部位を見ることが大事になってきます。





イシガイ
今回採集した貝で唯一、流水性の貝かつ、非カラスガイ族でイシガイ族に属します。砂と泥混じりの場所にいました。




ちゃんとした水管画像を撮れなかったのは少し心残りではありますが、今回はミナミアカヒレタビラにカラスガイとなかなかお目にかかれない生き物を採集することが出来て、成果としては大満足です!








採集を終えたら、富山県内に大きく移動しました。ここのスーパーホテルに宿泊しました。翌日は観光に全振りです😤



ホテル内にデジカメ対応のUSB充電器があって、助かりました😆