・手抜き装備?
https://blog.goo.ne.jp/gai6969/e/6cc4cc9e253e57a2bacec565b849876c
↑先月採集したフネドブガイ属の一種ですが、個体数に余裕があることと外来種の可能性が高いということで…追加で少しだけ持ち帰りました。持ち腹だったようでグロキディウム(イシガイ類の赤ちゃん)を放出しました。
指先に乗っけて顕微鏡モードで撮っているのですが、その小ささが伝わりますでしょうか?この小さな幼生が数年或いは数十年もの長い年月をかけて、10㎝前後の二枚貝に成長するのはとても感慨深いものがあります…これでもフネドブガイの幼生は比較的サイズが大きい方らしいです!他のイシガイ類幼生はもっと小さいようです。
グロキディウムは魚に寄生するという変わった習性があるので、宿主としてカワヨシノボリとヒメダカをプラ舟で泳がせています。魚に寄生することで栄養を貰うこととくっついて遠くへ運んで貰うことで二枚貝の機動力の無さをカバーすることが出来るメリットがあるようです。
困ったことにここ最近の寒波とエアレーションを効かせている関係で水面付近の冷気が底まで撹拌されているらしく、寒さで宿主のヨシノボリが次々と死んでしまいました…エアレーションを止めれば、魚への負担は減ると思いますが、二枚貝のことを考えると酸素の供給はしっかりしたいというジレンマです。
そこでやっつけ仕事ですが、園芸用のビニールをかけて保温することにしました。
今朝のプラ舟です。ビニール無しのものは分厚く氷が張っていて、押してもびくともしないです。ビニールありのものは薄く脆い氷が張る程度で済みました。
後は茶ゴケを安定供給出来るかどうかです。来年こそは繁殖を成功させたいです。
砂メインだと底床が堅くて稚貝が潜り込めない恐れがあるので、薄い浮泥層を作ると定着率が上がるかもしれませんね。
アドバイスして頂きありがとうございます。水抜いたりして、何度か底をまさぐりましたが手応えがありませんでした…いじり過ぎが良くなかったかもしれませんが…
少し泥っぽくした方が良いとのこと参考になります。