SNSでイシガイ類のエサとなる珪藻類を大量発生させるやり方を見たので、マネしてみました。
冬場の低水温の時期なら珪藻(茶ゴケ)は勝手に大量発生してくれますが、今の時期は珪藻が発生しにくく緑藻が優勢になってしまうんですよね。二枚貝自体もエサとなる珪藻も高温や酸欠に弱くて、夏は淡水二枚貝にとって厳しい季節になります。
動力はブロワーによる投げ込み式フィルターでオプションのエアパイプユニットを上部フィルターのケースにかませて、水の循環を作っています。
中古で上部フィルターのケースだけ買ってきて、内部には珪藻を湧かすために田砂とろ材を敷いています。珪藻を湧かすコツとしては砂とろ材を完全には水没させないほうが良いみたいです、、
上記のプラ舟で飼育しているタブネドブガイ Buldowskiaです。
魚はラスボラハナビのみを夏場限定で同居させて、冬場は本種の繁殖目的でヨシノボリをグロキディウム(幼生)の宿主として泳がせます。https://blog.goo.ne.jp/gai6969/e/3aaff162c138346d1beb4f0a7360320c/?cid=d7f014314939750cd27032b32047fe7d&st=0
今年の2月にグロキディウムを確認出来ました。今頃は成長して稚貝になっていると思いたいのですが、今のところ見つけられません…今年の繁殖は失敗ですかね?
変わりまして…
ササノハガイの水管は大きくは開かないので、以前のデジカメではピントが合わせずらかったですが、tg6は良い感じです。
しかし、昨日の夕方にプラ舟を確認したらササノハガイが立て続けに死んでいました。残り一匹となってしまいました…流水種ということもあり、暑さにはドブガイ系程は強くないのだと思います。暑さ以外にも珪藻不足等の理由も考えられますが…
タブネドブガイの入ったプラ舟はこんな感じで日陰が充実し、水が透明です。水温が上がりにくく、魚も前述の通りハナビかヨシノボリのみで水が汚れにくく、緑藻が湧きにくいのでイシガイ類には適切な飼育環境ではないかと思います。
ササノハガイの入ったプラ舟は日陰が遮光シートのみで時間帯によっては、厳しい日差しがダイレクトに入って、水温変化が激しいものになっていると思われます。水量は多いんですけどね…それと魚はヤリタナゴや一部のセボシを泳がせていて、富栄養化しやすいかと思います。青水になりやすいです。
恐らく、こちらのプラ舟もタブネドブガイのプラ舟と同じように日陰を増やして、珪藻培養装置を設置すればササノハガイも安定して飼育することが出来ると思いますが…今のところは水換え頻度を高めて乗りきろうと思います。
試しにtg6で動画を撮ってみました!
安易な放流「ダメ。ゼッタイ!」|https://ameblo.jp/dobudobu777/entry-12614790634.html
アメブロで飼育者による生き物の安易な放流について物申してみました。
アメブロで記事を書いた理由はあちらの方が圧倒的に飼育人口が多いことと文字に色付けしたりする編集が楽だからです。
生態系のこともそうなんですが、捕ってきて飼育した魚を川に戻す行為を繰り返し行っている人物がいたりと…放流に関して無頓着な人が未だに多いんですよね。
乱獲や安易な放流は悪ですが、安易な放流を誘発させるような表現で発信することも悪であると思います。「スペースが狭くなってきたので、川に放流しちゃいました」「殺したりゴミ箱に捨てるのはのは可哀想なので川に戻しちゃいます」とかですかね。
そもそも狭いところが可哀想、殺すのが可哀想というなら最初から飼育しなければ良いだけの話です。詭弁というか矛盾しているんです。生き物を飼育するには適切な設備と終生飼育する覚悟を持つことが大前提のはずです。僕は譲渡は否定しませんが…譲渡先の飼い主が責任を持って飼育するのであれば問題無いと思います。ハナから誰かが貰ってくれるだろうと甘い考えで飼育しようとするのはやめるべきです。
ホントなんなんだろうね。日淡の魅力を伝えたいとか豪語している割にはやることなすこと矛盾だらけな人いるんですよね。
飼育自体が人間のエゴなんだろうけど…生き物へのリスペクトが感じられない飼育や発信をする人間は軽蔑します。
かなり辛口に書いてしまいましたが、僕自身はアレもコレもダメ的な、皆が萎縮し過ぎてしまうような世の中は嫌です。
何事もマナーを守り、リスペクトを持って楽しむのが一番だと思います!
TG6の画面は明るいと聞いてましたが、本当に明るく鮮明ですね。
飼育・栽培に関する規制は、今の生態系の外来種蔓延と無法状態であることを考えれば、必要と思わざるを得ない気がしてます。
残念なことですが・・・
水槽ごしに撮っているのでなんちゃって水中動画となりますが、お褒め頂きありがとうございます。プラ舟に沈めて撮ったりもしていますが、納得のいくものが撮れていないです。
つい先日もニチザリとアメザリ以外のザリガニ全種が特定外来種に指定されることになったようで、規制が強まる一方なのを実感しています。
必要以上の開発による生息地の消失や漁協のニジマスやアユの放流による生態系の撹乱が多様性を損ねているのは大前提ですが、そこに愛好家がとどめを刺しにいっている状態ですので、飼育による負の側面は大きいですよね。とはいえ、タナゴの人工授精だったり、トウキョウダルマの冬眠を観察出来たりと僕は飼育は生態を追求するのに有効なツールだと思ってますし、人によってはセラピーの一環として飼育を楽しまれていることでしょう。生き物遊びをする余裕が無いのは残念なことです。