ここのところ、タナゴ類ばかりを紹介してきたのでたまにはドジョウ等の底生魚飼育の話を書きます。僕自身の気分転換も兼ねて🤠
ヒガシシマドジョウ
以前は潜りやすい細かい砂を敷いていましたが、今はメンテナンス性を考えて粗めの砂利オンリーです。
調子が悪くなると痩せてしまいますが、体型は維持出来ているのでエサをちゃんと食べられていれば大丈夫なのかと思います。
うちではヒガシシマはだいたい3年程飼育出来ています。
こちらも東日本の川で採集したので分布的にはヒガシシマですが、たまに縞模様が繋がったスジシマ柄の個体も採れます。西日本からオオガタスジシマの移入例もありますが、単に模様のおかしなヒガシシマというだけのことが多いようです。
シマドジョウ類はタナゴ類と同じく、地域によって個性があるのが面白いです。
映えに拘らなけば水作エイトコア等の投げ込みフィルターを入れましょう。
俗にブクブクと呼ばれるエアレーションは酸素の補給だけではなく、バクテリアを定着させて水質を安定させる効果があります。食べ残し等の汚れは何も手を打たなければ水カビの発生源になってしまいますが、バクテリアが分解してくれるので飼育環境の安定に繋がります!
田んぼにいるようなドジョウ(標準和名)やカラドジョウは貪欲にエサを食べ、暑さや水質悪化に非常に強いですが…
シマドジョウ類はエサが上手く摂れないことがあるのと中上流域のキレイな川に生息しているので、水質や暑さに気を付ける必要があります。
人工飼料はバリエーションを持たせて、時々カボチャを煮て柔らかくしたものを与えています。
夏場はエアコンを27℃にして高水温を避けるようにします。水温30℃越えが続くと痩せてくるので、手を打たないと衰弱死に繋がります。
ヨシノボリ(多分カワヨシノボリ)
人工飼料を食べるには食べますが食べるのが遅いので、混泳魚にエサを取られてありつけずに痩せさせてしまったことがあります。ですので、エサは一度に沢山あげるようにしています。
エサをちゃんと食べているか、痩せてきていないか観察することは飼育する上でとても大事なことだと思います。
因みにこちらは過去に飼育していたオスのカワヨシノボリ。その辺の川にいるようなダボハゼが非常に美しくなります😍
ズナガニゴイ
因みにこちらは過去に飼育していたオスのカワヨシノボリ。その辺の川にいるようなダボハゼが非常に美しくなります😍
ズナガニゴイ
2年半前に静岡で採集したものを飼育しています。水槽が狭いので、大きくはなってませんがふっくら体型をキープ。エサを砂ごと豪快に吸い込むので、食事は見応えがあります。
ヒガイ(ビワヒガイ)
プレコタブレットをメインにあげています。半年以上飼育していますが、今のところ混泳魚をかじるというのは確認していません。至って平和です。エサにありつけていれば大丈夫なんでしょう。
最後にボウズハゼ
うちでは長期飼育は上手くいかず、一年持たなかったです…
上記の人工飼料に加え冷凍アカムシやコケの生えた石を投入して舐めさせたりとエサにはバリエーションを意識したんだけども野生個体のようなプロポーションを維持するのは難しいようです。
ひとつ確実なのは水槽のサイズは大きければ大きい程、水質が安定するので飼育が楽になります。