食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

賞味期限が近づいた商品を安く売る一部のコンビニの動きを歓迎/食品のカラクリ・食料廃棄3

2014年02月03日 | 食料廃棄・地球資源
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食品のカラクリシリーズ 食料廃棄を減らす
賞味期限が近づいた商品を安く売る一部のコンビニの動きを歓迎
昔のような売り切れ御免を容認しない限り大量のゴミが出る

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■コンビニは大量食料廃棄の改善から商売を考えよう
コンビニは消費期限・賞味期限よりもかなり前倒しで、店内から商品が片付けられ廃棄されます。期限まで日にちが少なくなったとはいえ十分食べられる状態なので、値段を下げて販売したらどうかと常々思っておりました。数年前から、前倒期限が近付いた店内の商品を割引するコンビニが現われ、そうした動きを歓迎したいと思います。

もちろん商売に齟齬ができ、店の手間も余計に掛かります。中には、文句を付けるクレーマーも出没するかも知れません。結局は、正規の商品が売れなくなる、食中毒への懸念(とは言え実態は、コンビニ食ほど保存料が多く、一般的には腐りやすいサンドイッチも、コンビニ製は2週間置いてもカビが生えません)、安売り・期限が短い商品を売るイメージダウンを恐れ、事業者側は踏み切れないようです。事業者が店に圧力を掛けて、やめさせてしまった例ばかりです。

もはやコンビニ事業者単位で物を考えるのではなく、国全体の視点(年間2,200万トン・2005年の食料ゴミ実態)で見れば、自ずとどうすればよいか結論が出てくるはずです。近くの商店街では、食品の賞味期限が近づくと、断りを入れて何割引きかで販売しています。全く味は変わりません。少しずつでも、食べ物の在り方を考えるべきでしょう。

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■コンビニなど安易な食の提供は大量の食料廃棄に繋がるだけ 
コンビニ・スーパーなどの安易な“大量食料廃棄の道”へのループを、完全に断ち切らねばなりません。とうの昔に死語になった“売り切れ御免”を、私達自身によって復活させる必要があります。昔のお店は、この商品は売り切れちゃったから別の品を買ってよ!あるいは今回だけは他の店で買って!という、実に効率の良い「エコ制度」がありました。一定以上の年齢の方は、こうした“売り切れ御免”の買い方を知っています。

そんなことを言ったら、夜型の若い人は“餓死”してしまうかも知れません。でも本当は、食べ物が24Hどんな時間でも買える・食べられること自体が異常なのです。売れ残るほど作らないことが、本来、お店の基本です。利便性に慣らされてしまった消費者も、考え方が安易過ぎるのではないでしょうか!

外食産業は顧客サービス優先とはいえ、このまま安易な食の提供を続けていれば、大量の食料廃棄につながるだけです。最善のエコ制度は、食べ物を捨てない“売り切れ御免”です。若い人を始め国民全体が意識を改めない限り、大量の食料廃棄と廃棄食料分の価格を上乗せされた高い物を買わされることになるのです。若い方が買うスタイルを変えれば、無駄なエネルギー消費も少なくなるでしょう。

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