食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

毎日クロス◇諧謔(かいぎゃく)・狂歌・蔦屋重三郎|第868回|25年2月23日分|気になる言葉

2025年02月26日 | 毎日新聞クロスワード
Mcwpt ■気になる言葉の辞書・第2部

 第868回|25年2月23日

いつも「気になる言葉の辞書・第2部」にお越し頂き、誠にありがとうございます。
「毎日新聞クロスワード」の解答ワードから、毎回、数件を選び下記の辞書内容を載せます。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語辞典
第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の当ブログ投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。


■完成ワード コッケイカイギャクミソヒトモジ 「滑稽諧謔三十一文字」


諧謔(かいぎゃく) = 諧も謔も、戯れの意。面白い気の利いた言葉、おどけ・しゃれ・滑稽・ユーモア。-を弄する。-曲=スケルツォ。

狂歌 = ①諧謔(かいぎゃく)・滑稽を詠んだ卑俗な短歌。万葉集の戯笑(げしょう)歌、古今集の俳諧歌の系統を受け継ぐもので、鎌倉・室町時代にも行なわれ特に江戸初期及び中期に流行した。えびすうた、ざれごとうた。②社会風刺や皮肉、滑稽を盛り込み、五・七・五・七・七の音で構成した諧謔形式の短歌(和歌)」。投/投稿者は、「白河の清きに魚の住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」と「泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん)たつた四杯で夜も眠れず」ぐらいしか知らない(苦)。

蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう) = 蔦屋は江戸時代の出版本屋、蔦屋重三郎は主人。1750-97年、江戸時代中期-後期にかけて活動した版元である。大田南畝(なんぼ)・山東京伝ら江戸の狂歌師・戯作者と親しく、喜多川歌麿・十返舎一九・曲亭馬琴らも一時その家に寄寓(きぐう)。葛飾北斎、東洲斎写楽など多数の作家、浮世絵師の作品刊行に携わり、世に送り出し後世に残る作品を数多く刊行。当時を代表する錦絵や草紙類を世に出しただけではなく、文芸の史的展開に深く関与した。稀代のプロデューサーと評される。自らも狂歌・戯文を作り、狂名は蔦唐丸(つたのからまる)。投/蔦重とレンタルショップの走り「TUTAYA」との関係は?結論は全くなく、創業者の祖父の屋号がたまたま蔦屋だったことから。


投稿者の感想
天下のNHKまして大河ドラマで遊郭の浅草・吉原が舞台、ますます女性差別・性虐待が厳しく批判される現在に逆行していると問題化している。”べらぼう”め!そのせいか、視聴率が上がらないそうだ。さて今号は、“令和の蔦重”こと出題者の西尾徹也先生の最も得意とする分野・真骨頂。こういう出題は面白い。因みに先生のペンネームは狂歌風(ダジャレ?)で、「平綾・真理」(平謝り)と「仲田・瑠美」(中弛み)も使っている。蔦重の狂名が、蔦唐丸(つたのからまる)とは知らなかった。ペギー葉山の歌「学生時代」=♪つたのからまる~とまるでいっしょ。ペギー葉山氏や作詞・作曲の平岡精二氏も、ご存じなかったのでは?

YouTubeで曲をご紹介しております。曲によって音量のバラツキがあります。
曲前・曲後の音量にご注意下さい(後日、削除されることがあります)。

 学生時代 | ペギー葉山 


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