家庭用品の危険シリーズ ■カーペット/居間
抗菌・防カビカーペットは薬剤・農薬の固まり
防虫加工をしていないカーペットのほうが危険性もなく安上がり
■抗菌・防カビカーペットを敷けば田畑の真ん中にいるよう
“田畑の真ん中”にいることは、長閑(のどか)な田園風景の意味ではありません。抗菌ブームにあやかり、「抗菌・防臭・防カビ・防ダニ加工のカーペット」が売られています。いかにも家族や子供を守るように思えても、有害物質・薬剤の固まりなのです。防虫加工のカーペットを敷いていると、日常的に身体が触れ、なおかつ密閉された部屋にはカーペットの薬剤が揮発されるので危険なのです。
フェニトロチオン、フェンチオンなどの有機リン系の殺虫剤が染み込ませてあり、成分はまるで田畑に撒かれる農薬と同じだからです。このような抗菌・防臭・防カビ・防ダニ対策のカーペットの上で子供が寝転んでいれば、多くの薬剤を吸い込むだけでなく、皮膚に触れたりして湿疹が出ることもあります。特に裏にゴム張りがしてあるカーペットは、ゴムからフェニルシクロヘキサンが揮発して、頭痛・吐き気・気管支炎の恐れが出てきます。
防虫効果などは3年程度しかなく、洗えば薬剤はかなり減退し効果はなくなってしまうのです。“抗菌・防カビ”などのフレーズに騙されて高いものを買うより、最初から加工していないカーペットを選ぶべきです。
床全体にカーペット敷きの職場も多くなったので、頭痛や足元が痒くなる場合は要注意です。職場での頭痛は、ストレスかカーペットのせいか分かりにくいかも知れません(笑)。まずは、カーペットを疑ってみましょう。
■■危険への対策■■
最初から防虫加工していないカーペットを選べば、安価で危険性も回避できます(乾燥させたり、
手入れをしないとダニが発生しやすくなる)。
防虫加工畳は畳の上の虫が死ぬほどの農薬量の多さ