少数派シリーズ/米軍基地・沖縄問題
毎日新聞大スクープ!米軍ヘリ都心超高層ビル群低空飛行常態化7
米軍ヘリ世田谷の住宅街でも低空飛行常態化、米軍座間基地と都心・六本木との通り道
●新聞取材時より年月が経過も危険飛行は投稿時の現在も継続されている
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■神奈川方面から首都高速3号渋谷線や小田急線を目印にした高度200m以下の飛行ルート
毎日新聞の記事/在日米軍ヘリが東京都心の上空で日本のヘリであれば違法となる低空飛行を繰り返している問題で、世田谷区の住宅街でも計7回にわたり同様の飛行をしている様子を毎日新聞が確認した。神奈川県の基地と都心を移動する際の通り道にしているとみられ、住宅やビルが建ち並ぶ同区の上空を200メートル前後の高さで飛ぶこともあった。低空飛行の常態化は明らかで、日本政府の早期対応が求められる。日本の航空法は航空機から半径600メートル内にある最も高い障害物から300メートルの高さを最低安全高度とし、これよりも高く飛ぶように規定している。毎日新聞は都心を一望できる高さ200メートル級の複数地点で調査し、新宿や渋谷上空で米軍ヘリが最低安全高度よりも低く飛ぶ姿を計17回にわたり確認。20年11月以降、世田谷区上空でも同様の低空飛行を4日間で計7回確認した。同年12月14日と同月17日はそれぞれ午後1時25分と午前11時半ごろに米海軍ヘリ「シーホーク」が神奈川県方面から区内に進入。東急「二子玉川駅」近くのマンション(高さ約150メートル)や東急「三軒茶屋駅」近くの「キャロットタワー」(同124メートル)のそばを通過した。高度は記者がいた高さ約220メートルの調査地点よりも低く、通過したマンションやタワーと同じ程度の可能性もある。
同年11月17日と21年1月14日には神奈川県の「キャンプ座間」所属とみられる陸軍ヘリ「ブラックホーク」が同県や横田基地のある東京西部方面から飛来。東京・六本木の米軍ヘリポートとの間を往復した。17日は2機編隊が世田谷を1回通過し、14日は1機が2往復して4回通過した。世田谷区と六本木の途上にある新宿区の「東京オペラシティ」(同約234メートル)のそばを同ビルより低く通過し、ほぼそのままの高度で世田谷区上空を飛んだ。調査では神奈川方面から都心に延びる首都高速3号渋谷線や小田急線に沿って飛ぶことも確認した。飛行ルートの目印にしている可能性がある。また、隣接する杉並や目黒区、基地に近い川崎や横浜市内を低空で飛ぶこともあった。低い高度で東京都世田谷区内に入ろうとする米陸軍ヘリ「ブラックホーク」。在日米軍司令部は取材に対し、住宅地が広がる世田谷区で低空飛行する目的や理由を尋ねた質問に具体的な回答をせず「全ての飛行は任務に不可欠なものであるか、訓練と即応のためのもの」としている。
毎日新聞が確認した世田谷上空の米軍機のおおよその航路
■「午前1時台・騒音で目覚める」騒音に苦しむ住民「実情知って」
「もう少し常識的な飛び方をしてほしい」。東京都世田谷区でヘリによる騒音に不信感を募らせる男性(62)はそう訴える。自宅の一軒家は米軍ヘリが都心に向かう際の目印の一つにしているとみられる小田急線沿いにある。全てが米軍ヘリかは分からないが、多い日で10往復飛ぶこともあるといい「午前1時台に飛ぶ音で目覚めることもある。地上から見ると高さは100メートルほどしかないように感じる」と語る。ヘリの騒音を通報した東京都世田谷区の男性。区から返ってきたのは「機体の特徴が確認できる場合には飛行事実を照会している」との内容だった。ヘリは一瞬で通過するため、男性は「個人の力で確認できるわけがない」と憤る。撮影したというヘリの写真を見せてもらった。機影が小さく特定は難しいものの、機体の両脇に米陸軍ヘリ「ブラックホーク」の特徴の一つである燃料タンクがついている。記者が男性宅で取材している間も上空を米空軍ヘリ「UH1」が通過した。
男性は20年、保坂展人区長に直接要望できる制度を使い、米軍ヘリと思われる深夜飛行を通報した。だが、区の担当課からは「機体の特徴などが確認できる場合、関係機関に照会し、飛行事実が確認できた場合は騒音に配慮するよう要請する」との説明が返ってきただけだった。ヘリは予告なしに来て一瞬で通過する。男性は悔しさをにじませる。独自調査を行った市民団体もある。平和活動に取り組む「成城・祖師谷九条の会」だ。地域の子どもがヘリの音におびえて泣いているという話を聞いたことがきっかけだった。13年に6、7人で約2カ月間、上空を通過するヘリや飛行機の通過時刻や方角などを調べた。延べ136機の飛行を確認し、区に情報提供したものの、米軍ヘリなのかは分からず、行政を動かすことはできなかったという。メンバーには高齢者が多い。根岸佐雄(すけお)さん(91)は「区民にもっと実情を知ってもらいたい。私たちもやれることはやりたいが、上空を飛ぶ米軍ヘリの情報があまりにも少なすぎる」と嘆く。同区環境保全課によると、航空機の騒音に対する苦情は年30~70件ほどある。同課は「区民からの苦情には真摯(しんし)に対応しているつもりだが、具体的な情報がないと米軍機かどうかの特定は難しい。区域が広いため通報があっても確認できない面もある」と話している。<連載・次回に続く>
同様に低空で世田谷区内に入ろうとする「ブラックホーク」。後ろは杉並清掃工場の煙突(高さ160m)
ここからは投稿者の文章/とにかく在日米軍の”行為”はメチャクチャだ。墜落・騒音の迷惑も意に介さず日常的に200m以下の低空飛行、深夜でも飛ぶ。結局、日米地位協定に以前の問題で、航空法の違反でも日本はモノを言わない。だから米軍が、傍若無人の飛行を行う悪循環だ。前にも書いたが、米軍基地を置くドイツでも韓国でも、自国の法を守らせ危険行為を取らせないようにしている。しかし日本は真剣に抗議せず、要は戦後から続く自民党政権が黙認しているのだ。これでは、いつまでも日本国民が迷惑と事故の危険を負う。根本的な話、在日米軍は日本を守るためにいるのではない(そう思っている方は訂正を)。それでも放っておくのですか!?
*ブログタイトルは、新聞タイトルを基に投稿者が付け加えたものです。
*同じくブログ投稿用に、若干、文章補足を加えた箇所があります。
次号/8・米軍ヘリ低空飛行「爆音で眠れず」「子供が怖がる」自民党政権は住民の恐怖放置
前号/6・米軍ヘリ・スカイツリー目標に実戦訓練か展望台付近を6回通過、都心低空飛行
毎日新聞大スクープ!米軍ヘリ都心超高層ビル群低空飛行常態化7
米軍ヘリ世田谷の住宅街でも低空飛行常態化、米軍座間基地と都心・六本木との通り道
●新聞取材時より年月が経過も危険飛行は投稿時の現在も継続されている
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■神奈川方面から首都高速3号渋谷線や小田急線を目印にした高度200m以下の飛行ルート
毎日新聞の記事/在日米軍ヘリが東京都心の上空で日本のヘリであれば違法となる低空飛行を繰り返している問題で、世田谷区の住宅街でも計7回にわたり同様の飛行をしている様子を毎日新聞が確認した。神奈川県の基地と都心を移動する際の通り道にしているとみられ、住宅やビルが建ち並ぶ同区の上空を200メートル前後の高さで飛ぶこともあった。低空飛行の常態化は明らかで、日本政府の早期対応が求められる。日本の航空法は航空機から半径600メートル内にある最も高い障害物から300メートルの高さを最低安全高度とし、これよりも高く飛ぶように規定している。毎日新聞は都心を一望できる高さ200メートル級の複数地点で調査し、新宿や渋谷上空で米軍ヘリが最低安全高度よりも低く飛ぶ姿を計17回にわたり確認。20年11月以降、世田谷区上空でも同様の低空飛行を4日間で計7回確認した。同年12月14日と同月17日はそれぞれ午後1時25分と午前11時半ごろに米海軍ヘリ「シーホーク」が神奈川県方面から区内に進入。東急「二子玉川駅」近くのマンション(高さ約150メートル)や東急「三軒茶屋駅」近くの「キャロットタワー」(同124メートル)のそばを通過した。高度は記者がいた高さ約220メートルの調査地点よりも低く、通過したマンションやタワーと同じ程度の可能性もある。
同年11月17日と21年1月14日には神奈川県の「キャンプ座間」所属とみられる陸軍ヘリ「ブラックホーク」が同県や横田基地のある東京西部方面から飛来。東京・六本木の米軍ヘリポートとの間を往復した。17日は2機編隊が世田谷を1回通過し、14日は1機が2往復して4回通過した。世田谷区と六本木の途上にある新宿区の「東京オペラシティ」(同約234メートル)のそばを同ビルより低く通過し、ほぼそのままの高度で世田谷区上空を飛んだ。調査では神奈川方面から都心に延びる首都高速3号渋谷線や小田急線に沿って飛ぶことも確認した。飛行ルートの目印にしている可能性がある。また、隣接する杉並や目黒区、基地に近い川崎や横浜市内を低空で飛ぶこともあった。低い高度で東京都世田谷区内に入ろうとする米陸軍ヘリ「ブラックホーク」。在日米軍司令部は取材に対し、住宅地が広がる世田谷区で低空飛行する目的や理由を尋ねた質問に具体的な回答をせず「全ての飛行は任務に不可欠なものであるか、訓練と即応のためのもの」としている。
毎日新聞が確認した世田谷上空の米軍機のおおよその航路
■「午前1時台・騒音で目覚める」騒音に苦しむ住民「実情知って」
「もう少し常識的な飛び方をしてほしい」。東京都世田谷区でヘリによる騒音に不信感を募らせる男性(62)はそう訴える。自宅の一軒家は米軍ヘリが都心に向かう際の目印の一つにしているとみられる小田急線沿いにある。全てが米軍ヘリかは分からないが、多い日で10往復飛ぶこともあるといい「午前1時台に飛ぶ音で目覚めることもある。地上から見ると高さは100メートルほどしかないように感じる」と語る。ヘリの騒音を通報した東京都世田谷区の男性。区から返ってきたのは「機体の特徴が確認できる場合には飛行事実を照会している」との内容だった。ヘリは一瞬で通過するため、男性は「個人の力で確認できるわけがない」と憤る。撮影したというヘリの写真を見せてもらった。機影が小さく特定は難しいものの、機体の両脇に米陸軍ヘリ「ブラックホーク」の特徴の一つである燃料タンクがついている。記者が男性宅で取材している間も上空を米空軍ヘリ「UH1」が通過した。
男性は20年、保坂展人区長に直接要望できる制度を使い、米軍ヘリと思われる深夜飛行を通報した。だが、区の担当課からは「機体の特徴などが確認できる場合、関係機関に照会し、飛行事実が確認できた場合は騒音に配慮するよう要請する」との説明が返ってきただけだった。ヘリは予告なしに来て一瞬で通過する。男性は悔しさをにじませる。独自調査を行った市民団体もある。平和活動に取り組む「成城・祖師谷九条の会」だ。地域の子どもがヘリの音におびえて泣いているという話を聞いたことがきっかけだった。13年に6、7人で約2カ月間、上空を通過するヘリや飛行機の通過時刻や方角などを調べた。延べ136機の飛行を確認し、区に情報提供したものの、米軍ヘリなのかは分からず、行政を動かすことはできなかったという。メンバーには高齢者が多い。根岸佐雄(すけお)さん(91)は「区民にもっと実情を知ってもらいたい。私たちもやれることはやりたいが、上空を飛ぶ米軍ヘリの情報があまりにも少なすぎる」と嘆く。同区環境保全課によると、航空機の騒音に対する苦情は年30~70件ほどある。同課は「区民からの苦情には真摯(しんし)に対応しているつもりだが、具体的な情報がないと米軍機かどうかの特定は難しい。区域が広いため通報があっても確認できない面もある」と話している。<連載・次回に続く>
同様に低空で世田谷区内に入ろうとする「ブラックホーク」。後ろは杉並清掃工場の煙突(高さ160m)
ここからは投稿者の文章/とにかく在日米軍の”行為”はメチャクチャだ。墜落・騒音の迷惑も意に介さず日常的に200m以下の低空飛行、深夜でも飛ぶ。結局、日米地位協定に以前の問題で、航空法の違反でも日本はモノを言わない。だから米軍が、傍若無人の飛行を行う悪循環だ。前にも書いたが、米軍基地を置くドイツでも韓国でも、自国の法を守らせ危険行為を取らせないようにしている。しかし日本は真剣に抗議せず、要は戦後から続く自民党政権が黙認しているのだ。これでは、いつまでも日本国民が迷惑と事故の危険を負う。根本的な話、在日米軍は日本を守るためにいるのではない(そう思っている方は訂正を)。それでも放っておくのですか!?
▽飛行の調査方法記事・画像のコピペ“は、適法ではないことを投稿者として認識しております。しかし昨今は新聞を読まない方が増えており、また米軍の常態化する低空飛行の危険性を看過する訳にはいかず、皆様のご認識を高める上で転載を致しております。
毎日新聞は、米軍ヘリの都心での飛行実態を20年7月~21年1月にかけて調べた。調査日数は任意で選んだ平日の90日で、1日あたり3~5時間。このため低空飛行の回数はさらに多い可能性がある。東京都庁の展望室(202m)など都心にある高さ200m級の複数の地点や地上、上空(取材ヘリ)から飛行状況を確認。複数の調査地点から機体がビルより低いと確認できた飛行 ▽機体が調査地点から見下ろす位置か水平の位置にある飛行――といった条件を満たしたものを低空飛行とみなし、撮影できたケースのみ集計した。
*ブログタイトルは、新聞タイトルを基に投稿者が付け加えたものです。
*同じくブログ投稿用に、若干、文章補足を加えた箇所があります。
次号/8・米軍ヘリ低空飛行「爆音で眠れず」「子供が怖がる」自民党政権は住民の恐怖放置
前号/6・米軍ヘリ・スカイツリー目標に実戦訓練か展望台付近を6回通過、都心低空飛行