食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

2万kmの石油を使ってまで寿司・刺身を食べる必要があるのか/魚を大事にしない日本人R2-14

2013年04月12日 | 高級魚・ファストフィッシュ
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魚を大事にしない日本人シリーズ R2-14
ROUND2 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part2 水産物フードマイレージの異常さ
2万kmの石油を使ってまで寿司・刺身を食べる必要があるのか

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鯖(さば)はノルウェーから、蛸(たこ)はモーリタニア、数の子はカナダ、鮭(さけ)はチリから、など地球の反対側から長い距離を掛け2万kmも運んで来る水産物が圧倒的に多いのです。前号のNHKの番組趣旨や投稿者が言いたかったのは、いくら自分でお金を出すからといっても、好きな魚や好きな刺身・寿司ネタばかりを食べてはいけないことです。

今や地球規模の物流とはいえ、鯖や蛸を食べるのに、何で2万km分の大量の石油を使う必要があるのでしょうか。地球の反対側のアメリカ・カナダ・大西洋海域から1~2万kmを掛けて輸送して来るため、最悪のフードマイレージになり、地球温暖化の一因とさえ言われています。それだけではなく特定魚ばかりを獲るため、現地の海域・水域の環境破壊、特定魚の枯渇に繋がっているのです。

背景には、国内漁業の不振、儲かる魚しか獲らない、儲かる魚しか仕入れない水産業者の思惑、消費者も好きな魚一辺倒食いの悪循環が見られます。このアンバランスを放置しておくと、魚の枯渇・環境破壊・地球温暖化へまっしぐらです。鮪(まぐろ)・高級白身魚は少な目に、日本近海の青魚など満遍無く食べましょう。バランスよく食べれば、健康にも財布にも地球にも優しいのです。

▽世界各国からの水産物の輸送距離/図表 (前出)
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NHK/TVより (元の資料は財務省の貿易統計)

Syokutakutop

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