来日米軍のＰＣＲ検査なし入国は昨年９月・岸田政権は知りながら１２月まで放置・秘密裏に／少数派

　少数派シリーズ　特設｜新型コロナウイルス ＶＯＬ．１５９
来日米軍のＰＣＲ検査なし入国は昨年９月・岸田政権は知りながら１２月まで放置・秘密裏に


しんぶん赤旗のスクープのためそのまま記事掲載／編集上２画面に分割

■「米軍からの通知は９月」２月４日、林外相事実を認める
林芳正外相は２月４日、外務省で記者会見し、来日する在日米軍関係者が新型コロナウイルスの出国前検査を昨年２１年９月に免除されていた事実について、在日米軍から「（免除当時に）外務省に通知していたとの認識だ」との回答を受けたことを明らかにしました。米側からの検査免除の通知があったことを否定できず、認めたものです。ただ、日本政府は検査免除を把握したのは昨年１２月下旬だとの立場を変えておらず、林外相は「両者に認識の齟齬（そご）があった」などの弁解を繰り返しました。

■投稿者文章｜岸田政権の日本国民の安全・生命よりも米国・米軍を優先厚遇する態度
既号（下記リンク）でしんぶん赤旗が、昨年９月から来日する米兵は米国出国時にＰＣＲ検査していないことをスクープした。政府が知ったのは１２月１７日だったと松野官房長官が記者会見の席上で報告したが、それは嘘だった。米軍から日本側へ報告があったのは「９月時点」だったことを、掲載画像のように再び赤旗がスクープした。２月４日の林外相の記者会見では否定しなかったことから、日本側が９月に知りながら抗議も対処もしなかったことが事実だったのだ。そしてウイルスが沖縄（複数の基地）・山口（岩国基地）から染み出し、県内及び周辺県、あるいは一部は全国に飛び火して感染が拡大したことは許されない。つまり岸田政権は知っていて、暴露されるまでの３か月間、放置・秘密裏にしていたことに重大な責任がある。米軍由来のウイルスに感染し、死亡・後遺症で苦しむ方が大勢いると思われる。本来なら、死ななくてもよかった方だ。コロナ感染に限ったことではないが、日本国民の安全・生命よりも、米国・米軍を優先厚遇する態度が改めて認識させられた。コロナ対策全般でも成り行き任せで、国会の与野党から指摘される度に「検討する」と曖昧な答を繰り返するだけ。「健闘　➡　検討総理」と、笑われるほどだ。もう直ちに退陣すべきだ。


１５２・米兵の本国出国前ＰＣＲ検査は日本行きは免除、韓国へ・米国戻り時は義務付けの舐めた行為
次号／１６０・アベノマスク（アマリマスク）８０００万枚・希望者多数で安倍氏「得意顔・上機嫌」に呆れる
前号／１５８・池上彰◇オミ株命名の謎・順番ならクサイ株のはずだが？ＷＨＯが習近平に忖度か