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池上彰◇オミ株命名の謎・順番ならクサイ株のはずだが?WHOが習近平に忖度か
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■まず投稿者の文章|そもそも何で変異株にギリシャ文字を使うの?教えて池上さん
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■ここからは池上彰氏のTV情報番組の内容|「習近平株」と言わせないためにオミ株命名?
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アルファ株・ベータ株~と呼んでもその国で変異した定義ではなく、表のように「その国で発見した」という意味だ。流行中のオミクロン株も南アフリカで見つかっただけで、同国で変異したか分かっていない。過去、トランプ前米国大統領は、意図的に敵意丸出しで武漢株・中国株と言っていた。しかし国名や地域名を使用するとその国民に対する偏見が生まれるため、変異株についてWHO(世界保健機関)は分かりやすく、馴染みのある24文字のギリシャ文字を使うことにした。古くギリシャ・ローマ時代の文明が、その後長くヨーロッパの科学や文明に影響を与えたことから、現在も学術用語に使われている。例えば数学はπ(パイ)=身近なところで円周率やΣ(シグマ)、放射線のαアルファ線・βベータ線・γガンマ線など。その他、多岐に渡り使われている。英語のアルファベットの言い方も、アルファ・ベータから来ていると言われる。
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同じく表を元に「懸念される変異株」は5つだが、その間にあまり強力ではない「注目すべき」「監視中の~」変異株がεイプシロンから続き8つ現れた。これらは感染が広がらず・ニュースにならないだけで、WHOは当然カウントしていた。順番ならオミクロン株ではなく、ギリシャ文字の「νニュー株」になるはず。でもニュー株では英語のNEW・最新・新しいと混同されるので、飛ばされ採用されなかった。であれば次の「ξクサイ株」になる予定が、これも飛ばされてしまった。すると番組のお笑いのゲストが、すかさず「『臭い』とイメージが悪いからか?」と突っ込みを入れる。池上氏は笑いながら、「『臭い』は日本語だけのことで、別の理由があったから」と返す。
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ギリシャ文字のξクサイを英語表記すると「Xi」で、普通の英語読みは「シー」になる。WHOは、「Xi」は人名に使われることが多く、不利益を生ずる人がいるからやめたと発表した。いやいや本音のところは、中国の習近平国家主席に忖度したと言う人もいる。習近平(しゅう・きんぺい)は日本語読み、英語読みでは「Xi Jinping」 (シー・ジンピン)、つまりXi(シー)株にすると、「シー・ジンピン株」と言われかねない。日本語に言い換えれば、「習近平株」。だから中国寄りのWHOは、「ξクサイ株」を避けたのでは・・・ なおさらに変異を繰り返すと、次は「π(パイ)株」になる。
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次号/159・来日米軍のPCR検査なし入国は昨年9月・岸田政権は知りながら12月まで放置・秘密裏に
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