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神宮外苑⑨関連・日比谷公園120年の森も1000本伐採!ここでも小池都知事の環境破壊/少数派

2023年11月16日 | 環境・海洋プラ
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神宮外苑⑨関連・日比谷公園120年の森も1000本伐採!ここでも小池都知事の環境破壊

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■投稿者の文章|外苑と日比谷公園の大伐採は小池都知事の環境無関心・イベント会場化する目的
今まで第2部的に、明治神宮と神宮外苑の歴史と造園の意義をお伝えしてきた。今号は120年の歴史を持つ「都立日比谷公園」でも、1000本の木々を伐採する計画が出ている。そして次号は、既に解決し守られたが東京五輪のカヌー会場として「葛西臨海公園」の1/3が奪い取られそうになった経緯をご案内する。神宮外苑の連載をご覧になった方は、即座に「伐採」繋がり、環境破壊の問題と捉えるであろう。それは正解だが、深刻なことは3つの事象について全て絡んでいたのが小池東京都知事で、“環境に無関心”と公園を「イベントやフェア」開催、公園の緑の維持よりもイベント会場化・娯楽施設建設への「公園改造(改悪)」を目論んでいると思われる。神宮外苑内に超高層のホテルと娯楽施設を建てるに留まらず、日比谷公園でも日比谷通りを挟んだビル群とに2本の巨大な「デッキ」(プロムナード的な橋)を渡そうとする。詳しくは本文をご覧頂きたいが、そのために樹齢400~500年の木も切り倒されようとしている。ゼネコンや大手デベロッパーと組んで、おそらく都立公園全てを進めていくのだろう。実はこの話を知ったのは半年前の23年4月、BS-TBS森本毅郎の「噂の!東京マガジン」で特集をやっていた。しかし“隠密裏”に一部伐採が始まっており、遅ればせながら投稿した。なお番組のうち下記本文と重複しない箇所と投稿者の感想を次回に掲載する。

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■緑を保ってこその公園、しかし東京ミッドタウンと幅18m・8mのデッキ2本を架ける計画
Nharu 投稿はしんぶん赤旗を活用しております/1903年、日本初の近代的洋風公園として開園した日比谷公園。「日本の公園の父」と呼ばれた本多静六博士が設計しました。“都心のオアシス”として親しまれている東京都立日比谷公園(千代田区)が大改造されようとしています。都による「公園再生整備」計画によって、園内の樹木約1000本が危機にあります。葉が落ち、紅葉しつつある10月下旬。ケヤキ、マツ、イチョウ、サクラ…。約16万平方メートル、東京ドーム3.5個分の面積に、約3100本の樹木が茂ります。今年23年、開園120周年を迎えました。「樹齢100年前後の木々ばかり。先人たちが大切に育んできた宝です」。約10年間、日比谷公園に勤めてきた元管理所長の髙橋裕一さんは、いとおしそうに樹木を見つめます。都が策定した「公園再生整備計画」は、全体を九つのエリアに分け、段階的に再整備するもの。2033年の完成をめざし、10年かけて工事をします。第1期工事は9月4日から始まっています。

Nharu 計画の目玉は、隣接する「東京ミッドタウン日比谷」(三井不動産)などの民間商業ビルと公園をつなぐデッキの建設です。幅8メートルと18メートルのデッキを2本かける計画です。デッキ予定地そばの「にれのき広場」では、すでにニレの木23本が伐採されています。園内の多くの木々は、樹径1メートル超、高さ15~20メートル近くの大木。地中深く、どっしりと根を下ろしています。髙橋さんは「移植なんて事実上、不可能。デッキの建設は、木を切らなければできないだろう」といいます。公園の外周の木々も撤去の対象です。髙橋さんの試算では、約1000本が伐採される可能性があります。計画では、カワセミが飛来し、在来生物が数多く残る「心字池(しんじいけ)」には橋がかかります。園内の柵はすべて撤去されます。「植物が踏み荒らされ、生態系が破壊される」(髙橋さん)。文化財も壊されようとしています。

Nharu 再整備計画では、大音楽堂(野音)、小音楽堂、テニスコート、大噴水など、歴史ある建造物も容赦なく壊す予定です。日比谷公園100周年記念事業で始めた「思い出ベンチ」200基もすべて撤去します。計画について都民、利用者に周知したとは言い難い状況です。説明会は工事開始直前の8月初旬、猛暑の中、公園内のテントで行いました。来場者は3日間で約200人でした。10月下旬、さいたま市から訪れた女性(77)は「これほどの公園はなかなかない」。仲間30人とスケッチをするつもりだといいます。計画について「まったく知らなかった。景観が台無し。明治神宮外苑と同じことが起きている」と驚きを隠せません。日本共産党の原純子都議は9月13日、都議会の環境・建設委員会で計画は「スクラップ・アンド・ビルド」の「公園大改造」だと批判。「誰のための都立公園か」として「工事をストップし、都民、利用者の声を聞き、計画を抜本的に見直す」よう求めました。「日比谷公園の歴史と文化をこよなく愛する会」は、「チェンジ・ドット・オーグ」で計画見直しを求めるネット署名を呼び掛けています。

Sankoub
次号/神宮外苑⑩関連・五輪カヌー会場設置のために「葛西臨海公園」が縮小されそうになった!
前号/神宮外苑⑧歴史を学べば神宮外苑に超高層商業ビルを建てる出鱈目さが分かる

Ntopkeiji

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