回転寿司の真相シリーズ278皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND17 中小店を利用するワザ
回転寿司店の原価率が低いネタはツナ・コーン・マヨネーズ和えの巻き物など
回転寿司店で原価率の高いネタは、前号の通り鮪(まぐろ)のトロ・赤身、雲丹(うに)など
です。さらに本物のネタを使っていればの条件が付きますが、エンガワ・大穴子も高級ネタです。
でも多くの回転寿司店では「偽装魚」と言い、本物魚に味や食感が似た海外の別種魚を使っている
から安いのです。本物のネタは鮪だけでしょう。鮪の枯渇が叫ばれており、これからの日本は「マ
クロ経済」より“マグロ経済?”が大事です。<出た!投稿者のオヤジギャグ>
下記に、価格均一店(オール同じ値段)の高い原価・安い原価ネタを示します。必ずしも全て
の店の状況ではないので、参考程度に留めて下さい。一方、原価率が低い安ネタは、烏賊(いか)
・海老(えび)・玉子焼きなどです。さらに論外ネタ(超低原価)は、マヨネーズ絡みのツナ・コ
ーン・カニボコなどの巻き物・軍艦巻きや海鮮サラダなどです。マヨネーズネタはそもそも原価が
低い上、海鮮サラダは「第1部/恐ろしい回転寿司編」で申し上げたように、古くなってレーンか
ら下げたネタの使い回しが多く衛生上も問題です。
回転寿司店の儲けのカラクリは女性や子供をターゲット(好みネタ)に、コーン・カニボコ、
マヨネーズを使ったネタなど原価率が10%以下のメニューをやたら多くしているのです。原価の
違いで食べ分ける必要もありませんが、大きなお節介ながら回転寿司店に行った時ぐらいは、こう
したネタはやめたらと思いますが…
▽原価率が高いネタ トロ・鮪の赤身・雲丹・穴子・鮃(ひらめ) <投稿者補足>
※回転寿司店では、超高級な本物の“鮃のエンガワ”はあり得ません。既号の通り、他魚の“エンガ
ワ”部位を使っています。だからお品書きには「鮃のエンガワ」と書けず、ただの「エンガワ」と
しているのです。それをお客側が勝手に、鮃のエンガワと“錯覚”して食べているに過ぎません。
▽中程度ネタ 魬(はまち)・いくら・サーモン
▽安いネタ 烏賊・玉子焼き・海老
▽論外ネタ ※本文の通り
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが、多くの
店で横行しているのも事実です。
このROUNDはグルメ・回転寿司評論家の柳生九兵衛氏、松岡大
悟氏の著書、その他書籍を参考に投稿者の経験を加え記事にしました。