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【ぬ-の】気になる言葉の辞書 P.38/54
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ありがとうございます。
●チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
●画像アイコンをクリックすると拡大します。
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【ぬ】
▽温(ぬく)もり= 笑い言葉 < 投/
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【ね】
▽ネグレクト = neglect・ ①無視、否定。②児童虐待の一形態。子供の食事や衣服の世話を怠ったり、長時間放置したりするなど養育を放棄すること。育児放棄。周囲の環境に原因がある場合が大半だが、子育てのできない明確な理由がないのに一定数が育児放棄することも指す。投/子供への虐待も含め、残虐な事例は可哀想で書けない。ニュースでは、近所の人が「いつも叩く音がして泣いていた」「ベランダに置かれていた」など平気でコメントする。犯罪や火事同様に、池上彰情報によると児童虐待を見つけた場合(推定でも可)は、法律で「市民は通報する義務」があることを知らない人が多いと言う。また政府や自治体機関に、真剣さが見受けられない。
▽猫に木天蓼(-・またたび) = ①大好物のたとえ。②効果の著しいたとえ。反対語→猫に小判、豚に真珠。通説では、木天蓼は猫の好物で、その実を食べたり香りを嗅ぐと恍惚となる言う。蔓性落葉低木。山地に自生し、葉は円形。初夏、白色5弁の花を開き、液果を黄熟する。熱湯に浸して乾燥した果実は、中風・リウマチ・強壮に効がある。
▽猫も杓子(しゃくし)も = どんな人も、誰も彼も。どいつもこいつも。「昨今は・-・海外旅行に行く」。「杓子」は、飯または汁などの食物をすくいとる具。杓文字(しゃもじ)。
▽鼠算(ねずみざん) = 物が複利的に急速に増加する場合のたとえ。投/世界的な鼠はミッキーマウスだが、日本の鼠は、ねずみポケモン以外は「ネズミ講」や「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」など明るいイメージでは使われない。唯一、昔話の「ねずみの嫁入り」も教訓話。
▽寝惚け眼(ねぼけまなこ) = 寝惚けた眼つき。投/転(うた)た寝と居眠りの違いは? 転た寝=寝るつもりでなく横になっているうちに眠ること。居眠り=すわったり腰かけたりしたまま眠ること。居眠りは、「うっかりする」要素が強く悪い場面に使われることが多い。居眠り運転、授業中に居眠りする。アグネスチャンの「草原の輝き」、♪居眠りしたのねいつか~レンゲの花を枕に~本当の使い方は転た寝だと思う。昔からこの曲(作詞)が気になっている。
▽閨(ねや) = ①女子の部屋、婦人の寝室 ②寝室(寝屋)。百人一首「夜もすがら もの思ふ頃は~」。現代語訳:(いとしい人を想って)夜通しもの思いに沈むこの頃、夜がなかなか明けないので、(いつまでも明け方の光が射し込まない)寝室の隙間さえも、つれなく冷たいものに思えるのだよ。投/大阪・寝屋川市の由来は、古代生駒山麓の牧人の寝屋が起こりと言われる。
▽ネル = 柔らかい織物フランネル(flannel)の略称。
▽年賀状 = 投/年賀状と年賀はがきを混同している方が多い。買う時は「年賀はがき」、書いて出す時には「年賀状を出す」と使い分けする。郵便局や日本郵便のホームページには、「年賀はがき発売中」 「年賀状はお早めに投函を」と表記している。
▽年季奉公(ねんきぼうこう) = 武家・商人など主人と従属する奉公人の間で、時限的に主として労働を提供する身分形態。多くは住み込みで食糧や日用品は支給されたが、給与は支払われない。投/現在は、人権侵害で禁止されている。明治に入っても、徒弟制度・滅私奉公・女工哀史などが浮かぶ。平成・令和では、雇用止めなど「非正規雇用」も形を変えた一種の時限的な労働提供、弱い立場の=年季奉公ではないか。プロ野球・MLBも、単年・複数年契約にせよ時限的な労働提供(笑)。
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【の】
▽ノーコンテスト = no contest・ボクシングで、無効試合。不測の事故で競技ができない場合など。
▽ノアの方舟(-・はこぶね) = 神が悪に満ちた世界を絶滅しようとして洪水を起こした時、ノアが神の恩恵を得て製作し、家族や各動物種一つがいと共に乗って難を避け、アララト山に漂着したという方形の船(旧約聖書創世記)。方舟と言っても大きさは、長さ133.5m、全幅22.2m、高さ13.3mと言われる。投/中学の映画鑑賞で、ノアの方舟がテーマの「天地創造」を観た。音楽は、故・黛敏郎氏が受け持った。現在の世界・日本はワルやクソ野郎に満ちている。飽くまで頭の中で思うだけだが、大洪水が起きて連中を一掃させたい。
▽能事(のうじ) = なすべき事柄。
▽能書と能書 = 笑い言葉 < 能書(のうしょ)と能書(のうがき)は大違い。前者は、文字を巧みに書くこと。後者は、①薬などの効能を書きしるしたもの。また、効能書き。「-を読む」。②自分のすぐれた点などを述べたてること。自己宣伝の文句。「-を並べたてる」。
▽軒先(のきさき) = 軒の先端。軒に近い所。家の前。「―を借りる」。投/軒端(のきば)とも言うが、最近は聞かなくなった。童謡「たなばたさま」の歌詞、♪ささの葉さらさら のきばにゆれる お星さまきらきら きんぎんすなご。今とは異なり、純真だった?投稿者の幼少を思い出す。
▽納沙布岬(のさっぷみさき) = 北海道東部、根室半島先端の岬。北海道最東端の地。付近は昆布の好漁場。アイヌ語「ノッ・サム」(岬のほとり)という集落の名から。8月の最高気温の平均が20.4℃。投/稚内市には野寒布(のしゃっぷ)岬があり、紛らわしい。間違えて行く人はいないだろうが。関東圏の話でタクシーの運転手泣かせは、酔客が「綾瀬へ行ってくれ」と指示した時。足立区の綾瀬か神奈川県の綾瀬市か。~泣かせと言ったが、多くの運転手はどちらの綾瀬か確認するそうだ。皆様の地域でも、間違って連れて行かれた場所(地名)はありますか?
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▽熨斗袋(のしぶくろ) = 熨斗・水引(みずひき)をつけ、または印刷してある紙袋。金銭を贈る時、入れるのに用いる。投/熨斗は、熨斗鮑(あわび)の略、「伸し」と同源。江戸時代以前は祝意をあらわすために、進物(しんもつ)に鮑を添えた。後に方形の色紙を細長く、上が広く下の狭い六角形に折り畳み、その中に本物の熨斗鮑を小さく切って進物に添えた。現在の「熨斗袋」の鮑は、印刷されている(笑)。普段、図柄の“紙の鮑”までじっくり見ませんが、今度、目出度い時に確認してみよう。
▽蚤の市(のみ・-) = フランスの「蚤の市」(marché aux puces(マルシェ・オ・ピュス)。ガラクタを、蚤に譬えたことによる。仏語の蚤(puces・ピュス)を、英語にしたのがflea(フリー)。投/フリーマーケットは自由に出品・購入できることから、フリー(Free)なマーケットと思っている方が多い。正しくは、英語のFlea Marketからきている。
▽野村胡堂(-・こどう) = 小説家・音楽評論家。「銭形平次捕物控」で大衆文学の新生面を開き、また「あらえびす」の筆名で「ロマン派の音楽」なども執筆、1882~1963年。投/銭形平次は、TV時代劇の大川橋蔵、歌は舟木一夫と、当時、随分と観たり聴いたりした。銭形平次捕物控以外にも、”胡堂ワールド“と呼ばれた独特の小説も数々読んだ。久しぶりに聞き、心臓が大きく”鼓動“した。
▽伸るか反るか(のるか・そるか) = 「のる」は長くのびる、「そる」は反対側にそりかえることで、成功するか、失敗するかの意。投/誤用あるいは意図的に、計画や勝負事に「乗るか反るか」と書かれることが多い。
▽暖簾に腕押し(のれん・-) = 相手に対する時、力を入れても手ごたえがなく、張合いのないことのたとえ。類似語:「糠(ぬか)に釘」「馬の耳に念仏」「馬耳東風(ばじとうふう)」も。投/政治の世界、会社、世の中にこういう人物がいるのは困りもの。
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辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。
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