少数派シリーズ 特設|新型コロナウイルス VOL.11
官邸・厚労省はウイルス問題で羽鳥MSにイチャモンを付けてる暇があれば仕事しろ
■政府はウイルス対策の迷走・失態を取り繕うためにワイドショーを攻撃
官邸幹部や厚労省は、新型コロナウイルスの報道を行っているテレビ朝日「羽鳥モーニングショー」を名指しして、些細な内容にイチャモンを付けています。政府はツイッターで番組内容に反論しましたが、不正確だったことから、却ってテレビ朝日の取材によって再反論され、政府が訂正せざるを得なくなりました。ワイドショーに執拗な圧力を掛けることは、メディアの自由な論評を委縮させかねないことであって、“ウイルス騒動”の陰で、政府のメディア攻撃は重大な問題です。逆に言えば政府のメディア対策が混乱、もっと言えば安倍首相の科学的根拠がなく、場当たり的な政策に政府・官邸が焦り出していると思われます。厚労省の怠慢・無能ぶりが甚だしく、ワイドショーに文句を付けている暇があるなら、もっと迅速で理にかなったウイルス対策を示して欲しいと思うのが、国民の率直な気持ちではないでしょうか。官邸は自分達の迷走、失態を棚に上げて、取り繕うために特定のワイドショーを攻撃しているのです。
「羽鳥モーニングショー」は強力な取材力に加え、玉川徹氏の本質をズバッと正確に斬るところが人気となり、朝の時間帯では抜群の視聴率10%以上です。さらには、“レギュラー化”した白鷗大学の岡田晴恵教授・医学博士が疫学的な視野から、新型コロナウイルスに関し、一番、分かりやすい説明をしています。同大学のホームページには、2020年2月は約70本、3月中旬までに40本のTVに出演されていることが記されています。Nスタ・サンデーモーニングに留まらず、アッコにおまかせ・バイキングなど出演幅を広げています。マスク不足の通勤や仕事で一番苦労している中堅・若い方にも知ってもらおうと、夜間や日曜にも出演されています。世間への影響力に戦(おのの)いたのが、政府です。でたらめな政府答弁と岡田教授が言っていることでは、どちらが信用できるか言うまでもありません。弱みを露にされた政府は、悪あがきをしているのです。心配なのは政府の黒幕や週刊誌などを使って、“岡田先生叩き”が始まったことです。
■提灯持ちコメンテーターを動員しウイルス対策の失敗を誤魔化そうとする政府
“コロナ騒動”以前には、安倍首相のメディアへの媚びへつらいと攻撃が酷かったですね。日本テレビとフジテレビに首相自ら生出演を重ね、NHKに至っては政府の発言丸写しの報道です。一方、安倍政権に批判的なTBSやテレビ朝日には、露骨な嫌がらせをしています。そもそもメディアの役割は政府・政権のチェックで、指摘や提言をするのは当たり前です。かつて田中角栄首相は、「メディアが政権を批判するのは仕事だ」と、肝が据わり立場を理解していました。歴代の首相もほぼ踏襲してきましたが、安倍首相だけは己に自信がないため、批判勢力を潰そうとすることばかりに躍起になっています。しかし「コロナ後」はTV出演できないことから、TV情報番組に政権支持のコメンテーターを大勢出演させています。田崎史郎氏や右翼思想を持ったゲストが、意図的に政府を支援するコメントをして国民を誘導していることです。彼等は安倍首相に何度もメシ(高級料理店)を奢られ、あるいは己が運営する会社などに政府事業の支援や税金を受けているのです。
「政府が新型コロナ対策を打ち出し一丸となって突き進もうとしているのに、メディアや有識者が批判するのはケシカラン」と発言する政治家や右翼思想者がいることに恐怖を感じます。約80年前に、日本があの悲惨な戦争に突入していった誤りが活かされていません。時の政府が一部の戦争反対者を強権的に封じ込め、戦争を煽ったからです。戦争とウイルスとに違いはなく、長い歴史の中で東西を問わず政府がやることは、必ずしも正しかったとは言えない事例が多々起こっているのです。批判しなければ、政府の過ちが修正されないのです。無批判なら、中国や北朝鮮になってしまいます。政府に盲従することなく、切羽詰まった時でも何が正しいか誤りかを、国民やメディアは糾さなければいけないのです。政府の“提灯(ちょうちん)持ち”のメディアは、メディアではないのです。長期政権なら大所高所から見た政策を打ち出すべきものを、安倍首相は短気で思想がないため無理というものです。だからメディアの追及が必要ということを、知って頂きたいのです。
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官邸・厚労省はウイルス問題で羽鳥MSにイチャモンを付けてる暇があれば仕事しろ
■政府はウイルス対策の迷走・失態を取り繕うためにワイドショーを攻撃
官邸幹部や厚労省は、新型コロナウイルスの報道を行っているテレビ朝日「羽鳥モーニングショー」を名指しして、些細な内容にイチャモンを付けています。政府はツイッターで番組内容に反論しましたが、不正確だったことから、却ってテレビ朝日の取材によって再反論され、政府が訂正せざるを得なくなりました。ワイドショーに執拗な圧力を掛けることは、メディアの自由な論評を委縮させかねないことであって、“ウイルス騒動”の陰で、政府のメディア攻撃は重大な問題です。逆に言えば政府のメディア対策が混乱、もっと言えば安倍首相の科学的根拠がなく、場当たり的な政策に政府・官邸が焦り出していると思われます。厚労省の怠慢・無能ぶりが甚だしく、ワイドショーに文句を付けている暇があるなら、もっと迅速で理にかなったウイルス対策を示して欲しいと思うのが、国民の率直な気持ちではないでしょうか。官邸は自分達の迷走、失態を棚に上げて、取り繕うために特定のワイドショーを攻撃しているのです。
「羽鳥モーニングショー」は強力な取材力に加え、玉川徹氏の本質をズバッと正確に斬るところが人気となり、朝の時間帯では抜群の視聴率10%以上です。さらには、“レギュラー化”した白鷗大学の岡田晴恵教授・医学博士が疫学的な視野から、新型コロナウイルスに関し、一番、分かりやすい説明をしています。同大学のホームページには、2020年2月は約70本、3月中旬までに40本のTVに出演されていることが記されています。Nスタ・サンデーモーニングに留まらず、アッコにおまかせ・バイキングなど出演幅を広げています。マスク不足の通勤や仕事で一番苦労している中堅・若い方にも知ってもらおうと、夜間や日曜にも出演されています。世間への影響力に戦(おのの)いたのが、政府です。でたらめな政府答弁と岡田教授が言っていることでは、どちらが信用できるか言うまでもありません。弱みを露にされた政府は、悪あがきをしているのです。心配なのは政府の黒幕や週刊誌などを使って、“岡田先生叩き”が始まったことです。
■提灯持ちコメンテーターを動員しウイルス対策の失敗を誤魔化そうとする政府
“コロナ騒動”以前には、安倍首相のメディアへの媚びへつらいと攻撃が酷かったですね。日本テレビとフジテレビに首相自ら生出演を重ね、NHKに至っては政府の発言丸写しの報道です。一方、安倍政権に批判的なTBSやテレビ朝日には、露骨な嫌がらせをしています。そもそもメディアの役割は政府・政権のチェックで、指摘や提言をするのは当たり前です。かつて田中角栄首相は、「メディアが政権を批判するのは仕事だ」と、肝が据わり立場を理解していました。歴代の首相もほぼ踏襲してきましたが、安倍首相だけは己に自信がないため、批判勢力を潰そうとすることばかりに躍起になっています。しかし「コロナ後」はTV出演できないことから、TV情報番組に政権支持のコメンテーターを大勢出演させています。田崎史郎氏や右翼思想を持ったゲストが、意図的に政府を支援するコメントをして国民を誘導していることです。彼等は安倍首相に何度もメシ(高級料理店)を奢られ、あるいは己が運営する会社などに政府事業の支援や税金を受けているのです。
「政府が新型コロナ対策を打ち出し一丸となって突き進もうとしているのに、メディアや有識者が批判するのはケシカラン」と発言する政治家や右翼思想者がいることに恐怖を感じます。約80年前に、日本があの悲惨な戦争に突入していった誤りが活かされていません。時の政府が一部の戦争反対者を強権的に封じ込め、戦争を煽ったからです。戦争とウイルスとに違いはなく、長い歴史の中で東西を問わず政府がやることは、必ずしも正しかったとは言えない事例が多々起こっているのです。批判しなければ、政府の過ちが修正されないのです。無批判なら、中国や北朝鮮になってしまいます。政府に盲従することなく、切羽詰まった時でも何が正しいか誤りかを、国民やメディアは糾さなければいけないのです。政府の“提灯(ちょうちん)持ち”のメディアは、メディアではないのです。長期政権なら大所高所から見た政策を打ち出すべきものを、安倍首相は短気で思想がないため無理というものです。だからメディアの追及が必要ということを、知って頂きたいのです。
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