回転寿司の真相シリーズ199皿目 第2部/マグロの赤身・ネギトロ編
ROUND12 質の悪いマグロは植物油や着色料でトロに見せ掛ける
黒ずんだマグロや手違いから変色したマグロは身肉を着色料で赤く染める
真っ赤なマグロが、実は着色されている事実を詳しくお伝えして参ります。「エエー、ビックリ!」初めて聞いた方は無理もなく、一般の方はあまりご存じありません。私達は、どんなマグロでも身肉は赤いと思っています。しかし赤みはマグロの種類によって異なる他にも、(1)実際の漁場では身肉が黒ずんだマグロ (2)血栓マグロ (3)白くなったマグロ (4)青緑に光るマグロなど、様々な状態のマグロが漁獲されます。そんなマグロをどう誤魔化して販売するのか、順次、ご説明します。
マグロ身肉の誤魔化しの最初は、黒ずんだマグロです。関係者の話では、船内の冷凍庫に入れる前に酸化してしまったものと思われ、作業の手違いによって変色したと分析します。また、元々、身肉の質が悪く黒ずんだマグロも獲れるそうです。品質が悪過ぎて売れそうもないマグロは廃棄すべきでも、マグロは貴重品なので水産業者はけっして捨てません。水産加工業者と結託し、悪知恵を働かせます(笑)。既号の通り、彼等は何があっても・どんなに品質が悪くても、“魚を捨てない”ことです。「もったいない精神」ではなく、“己の儲け”を出すためです。
このようなセリに掛けられそうもない酷いマグロは、この特殊な水産加工業者がごく低額で引き取り、“特殊加工”します。まず身肉を脱色して、次の工程では何と化学物質の着色料で赤く染めるのです。一部の回転寿司店・激安居酒屋・廉価飲食店のマグロは、自然の赤みではなく着色料によって鮮やかに着色されていることを知って頂きたいのです。問題は、彼等には肝心なお客・消費者の健康について全く眼中にないことです。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。