回転寿司の真相シリーズ227皿目 第2部/マグロの赤身・ネギトロ編
ROUND13 ネギトロは命を縮めるので絶対食べるな
ネギトロには心臓疾患の危険性を高めるショートニングを20%も塗す
ここからは、ネギトロの恐怖(トランス脂肪酸)3-1です/水産加工業者が作る業務用ネギトロに塗す油脂には、植物油(サラダ油)、ラード(豚の脂)、マヨネーズ、ショートニングなどが使われていると申し上げました。その中で、ハンバーガーやフライドポテトに使われる、心臓病に直結する悪い成分「ショートニング」(トランス脂肪酸含有)を混ぜ合わす場合があることを説明します。
業務用ネギトロは、ネギトロ全体量のうちショートニングが20%(全体量の1/5)も入っています。ショートニングとは、パンを作る際に使う無味無臭な油脂です。ショートニングは、不飽和脂肪酸が変化する悪名高いトランス脂肪酸が多いのです。悪玉コレステロールが増加して、心臓疾患の危険性を高めます。WHO(世界保健機関)のトランス脂肪酸の摂取制限目標値を、日本人成人に当てはめると摂取制限は1日当たり2g以下です。
ネギトロ軍艦巻き2貫を食べただけで、1日のトランス脂肪酸摂取限度の約半分(トランス脂肪酸量0.45g × 2貫 = 0.9g)にも達します。ハンバーガーやフライドポテトなどはトランス脂肪酸が多いことを知り、一見、健康食に見えるこんなネギトロに切り替えても、食べ過ぎれば多くのトランス脂肪酸を摂ってしまいます。身体(体重)が小さい子供が食べれば、なおさら大きく影響します。
◇ネギトロ軍艦巻き2貫のトランス脂肪酸の摂取量
WHOの1日のトランス脂肪酸摂取限度の2g
ネギトロの量・1貫15g × ショートニングの割合20% × トランス脂肪酸含有率15% × 2貫
= トランス脂肪酸量 0.9g
トランス脂肪酸含有率(15%)は、家庭向けの日清ショートニングの場合です。
*ネギトロ量・1貫15gで計算していますが、実際には量が2倍もあるネギトロ軍艦巻きをよく見掛けます。その場合は2貫でも、1日のトランス脂肪酸摂取限度値にほぼ達します。
フライドポテト・他食品のトランス脂肪酸含有率/表
若い世代は、ハンバーガーやフライドポテト(Mサイズは何とトランス脂肪酸が4.55gも含有)、揚げ物・菓子パン・コーヒーフレッシュ、それ以外にも多量に含まれている食品を食べています。参考ページにトランス脂肪酸の多い食品をピックアップしましたので、ぜひご覧下さい。
次号/ネギトロ丼はフライドポテトと同じく命を縮めるトランス脂肪酸の塊
食品のカラクリシリーズ(詳しい内容)
フライドポテトを食べ過ぎると将来心臓病を引き起こす恐れ
マーガリンはトランス脂肪酸によってバターよりも却って健康を損なう!
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。