カニをもらった。
今が旬の「モクズガニ」である。
我が家だけでは食べきれないので、町内の連中と会館で一杯やりながら「ガニ汁」を堪能した。
身を食べるカニというよりは、その濃厚でほんのり甘みのある出汁を味わうのが目的のカニである。秋には大きくなるので身を食べるが、味わいは数段落ちる。人によってはこの時期のこのカニがダントツに美味く、あらゆるカニの中で一番、と言われるほどだ。上海ガニもモクズガニと同じ種類、というのを聞いたことがあるが(ネットで調べればすぐ分かることかも知れない)、そうだとしたら、上海ガニもかくやと想像がつく。
すり鉢でたたきつぶして約2時間煮て、出汁をとった。一端冷めると更に美味い。
会館ではガニ汁と旬の山菜数種、大根の寒麹漬けや胡瓜の西京味噌漬けなど、考えようによってはけっこう贅沢な宴会となった。ついでに、和牛(A4)の焼き肉も。ビール(発泡酒ではない)飲み放題、地酒(由利正宗のなんとか)飲み放題で1人2千円でお釣りが来た。
かなり贅沢で、えらく安い。