円楽の思い出

2009-10-31 | 日記
三遊亭円楽が亡くなった。
師匠の円生に従って落語協会を脱退したあと、いわゆるドサ回りで当地に来たことがあった。
演目は「浜野矩隨」だった。今にして思うとどんな心境で、あれを語ったのだろうか。今思い出してもいい出来だった。
師匠が師匠なだけに、どうしても比べられてしまうのはちょっと気の毒だが、分かりやすい語り口だった。師匠譲りで持ちネタも多かった。
後年、自分の生命保険までも担保に入れて寄席(若竹)を作ったりしたのは男らしく格好良かったが。
本来なら70代は落語家として一番いい味を出せる時期だったのに、病気そして引退は本人にとっても残念だったろう。
そういえば息子は小学生の頃、円楽の「万金丹」や「死に神」を子守歌代わりに聞いていた。

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2 コメント

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Unknown (ゆき)
2009-11-13 00:21:47
以前、湯沢で濱野のりゆきを聞いた。同じ頃だろう。絶品だった。円楽は泣きながら演じていたが、泣き声ではなかった。11月8日の朝、京橋の2800円の宿のTVでNHKの追悼番組の案内があった。カミさんに録画をお願いして、帰宅後見た。やっぱりイイ。
コピーワンスからテンスになったので10回はDVDに焼けるが、問題は再生できるかだ。CPRMという方式のもの。
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円楽 (kyo)
2009-11-14 18:55:13
DVDがうまくいったら、後で見せてもらおうかな。
円楽も枝雀も志ん朝もみんなあっちの方にいちゃって、聴きたい落語家が少なくなってしまったねえ。
YouTubeで見られる時もあるけど。
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