映画 『J・エドガー』@丸の内ピカデリー
製作国 アメリカ
監督 クリント・イーストウッド
出演 レオナルド・ディカプリオ (J. Edgar Hoover)
ナオミ・ワッツ (Helen Gandy)
アーミー・ハマー (Clyde Tolson)
ジョシュ・ルーカス (Charles Lindbergh)
ジュディ・デンチ (Anna Marie Hoover)
オフィシャルサイト
レオナルド・ディカプリオが、FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーに扮し、
創設から50年もの間、そのトップに君臨し続けた権力者の隠された生涯を描く。
約50年にわたりFBIの長官としてアメリカの権力の中枢に君臨し、名声とともに悪評も高い男、
J・エドガー・フーバー。この一人の孤独な男の生涯を、名匠クリント・イーストウッド監督が
描き出した。J・エドガーを演じるレオナルド・ディカプリオは、特殊メイクも取り入れながら、
20代から77歳までの彼を見事に演じている。
FBIのジョン・エドガー・フーバー長官(レオナルド・ディカプリオ)は、人生の終盤に差し掛かり、
部下に命じて回顧録を書き取らせる。記憶はFBI誕生以前へと遡り、彼の表の経歴が語られるとともに、
その裏側の野望、企み、葛藤、苦悩が次第に明らかにされていく……。
主役のディカプリオを始めナオミ・ワッツや アーミー・ハマー 、ジュディ・デンチまで
主に登場する人物のほとんどが若い頃から老け役まで一人で演じるので、それらしく見える特殊メイクも
見所の一つだろう、他にも時代背景に使われる大量のクラシックな車など良く集めたものだ。
画面もモノクロのようなクラシックなトーンで時代物の伝記物のイメージが強く現れている。
エドガーは図書館の図書をデータ化して図書カードから簡単に図書を探し出す仕組みや、
犯罪捜査にも指紋のデータを使ったり科学的捜査を取り入れた第一人者でもある。
母親の期待に応えて強い男になる事を自分に課して、また強い男を演出するためにも
盗聴などあらゆる手段を使い民主勢力を封じ込め保守権力を守ろうとした。
このように集めた裏データは8代もの歴代大統領でさえ恐れて彼の地位を奪うことができなかった。
強い男になりたい彼自身に大きな悩みが有り、逆にその事が彼に強がりを演出させている
ようにも見える。
ナレーションも、伝記を口述で書かせている語りも、それぞれの挿話の主役も、すべてがディカプリオで
殆んど全ての画面に彼が出ずっぱりである事から全体を通して山場が無くて平坦なイメージになる。
クリント・イーストウッド監督の演出に注文を付けるつもりはないが、エドガーの秘書役のヘレン(ナオミ・ワッツ)
の視点から物語を語らせたら面白いのではないかと思った。
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製作国 アメリカ
監督 クリント・イーストウッド
出演 レオナルド・ディカプリオ (J. Edgar Hoover)
ナオミ・ワッツ (Helen Gandy)
アーミー・ハマー (Clyde Tolson)
ジョシュ・ルーカス (Charles Lindbergh)
ジュディ・デンチ (Anna Marie Hoover)
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レオナルド・ディカプリオが、FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーに扮し、
創設から50年もの間、そのトップに君臨し続けた権力者の隠された生涯を描く。
約50年にわたりFBIの長官としてアメリカの権力の中枢に君臨し、名声とともに悪評も高い男、
J・エドガー・フーバー。この一人の孤独な男の生涯を、名匠クリント・イーストウッド監督が
描き出した。J・エドガーを演じるレオナルド・ディカプリオは、特殊メイクも取り入れながら、
20代から77歳までの彼を見事に演じている。
FBIのジョン・エドガー・フーバー長官(レオナルド・ディカプリオ)は、人生の終盤に差し掛かり、
部下に命じて回顧録を書き取らせる。記憶はFBI誕生以前へと遡り、彼の表の経歴が語られるとともに、
その裏側の野望、企み、葛藤、苦悩が次第に明らかにされていく……。
主役のディカプリオを始めナオミ・ワッツや アーミー・ハマー 、ジュディ・デンチまで
主に登場する人物のほとんどが若い頃から老け役まで一人で演じるので、それらしく見える特殊メイクも
見所の一つだろう、他にも時代背景に使われる大量のクラシックな車など良く集めたものだ。
画面もモノクロのようなクラシックなトーンで時代物の伝記物のイメージが強く現れている。
エドガーは図書館の図書をデータ化して図書カードから簡単に図書を探し出す仕組みや、
犯罪捜査にも指紋のデータを使ったり科学的捜査を取り入れた第一人者でもある。
母親の期待に応えて強い男になる事を自分に課して、また強い男を演出するためにも
盗聴などあらゆる手段を使い民主勢力を封じ込め保守権力を守ろうとした。
このように集めた裏データは8代もの歴代大統領でさえ恐れて彼の地位を奪うことができなかった。
強い男になりたい彼自身に大きな悩みが有り、逆にその事が彼に強がりを演出させている
ようにも見える。
ナレーションも、伝記を口述で書かせている語りも、それぞれの挿話の主役も、すべてがディカプリオで
殆んど全ての画面に彼が出ずっぱりである事から全体を通して山場が無くて平坦なイメージになる。
クリント・イーストウッド監督の演出に注文を付けるつもりはないが、エドガーの秘書役のヘレン(ナオミ・ワッツ)
の視点から物語を語らせたら面白いのではないかと思った。
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