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ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

新しい仲間

2017年07月07日 | Weblog
分福に新たな蔵書が加わりました。

まずは、たむらしげるさんの最新作『よるのおと』。



芭蕉の句から広がるイメージの連鎖、澄みきった夜の出来事が宇宙へと連なっていきます。美しい。
たむらさんのブルーが全ページに染み渡っています。



お次は田村ゆう子さんの絵本、『ピッピちゃん』。



一見、普通の絵本かと思いきや、全て布と糸で製作されています。
前作、『まんまるまんまる』だとわかりやすいので、少しご紹介。



まるでトライバルアートのような色彩。小さな三角ひとつひとつが切り取った布で構成されていて、しかも布地に縫ってあります。大変なアナログ作業!

なぞなぞになっていて、まあるい物体の正体を想像しながらページをめくります。



緑のまんまる正体は、ヘビでした。
乳幼児のための作品ですが、気が遠くなるくらい凝ったつくりです。

こちらはネコの写真集『フランスで出会った猫たち』。猫プラス、背景が素晴らしいです。





最後に、『村上春樹とイラストレーター』。文庫本サイズのハードカバー、装丁がオシャレです。





村上春樹とイラストレーター4人が一緒に仕事をするに至ったエピソードや思い出話が多彩なイラストと共に楽しめる、小さいけれど贅沢な内容です。

分福読書部、自由参加ですのでご来店の際は是非ご参加ください!

⭐️携帯で撮影した写真、何故か画面が回転して表示されてしまいます。編集画面で調整しているのですが、一部反映されないこともあり、一体どうしたものかしら?と頭を悩ませています。。。




出雲戦利品

2017年06月19日 | Weblog
出雲は焼き物の郷。
民芸運動の流れを感じさせる用の美を追求した作品が生み出されています。
残念ながら全ての窯元を訪問する時間的余裕がない二泊三日の旅程、松江のobjectsさんで素敵な作品をゲットしました。

まるで天の川のような色彩!出西窯の作品です。


こちらは網目模様が素敵。森山窯の作品。


objectsさんでは現代の作家物(島根のみならず国内外の作品)プラス、アンティークも扱っていらっしゃいます。
こちらは19世紀のオランダのタイル。どうやって使おうか、考えるのが楽しいです。


最後に、超スタイリッシュなアート空間、CHAQUE JOUR BRAVO!さんで購入したフランスの作家の手による作品。
まだ封を切っていません。
分福にお目見えする日を楽しみにしていてください。

出雲の旅 二日目

2017年06月13日 | Weblog
湯の川温泉を9時に出発、石見銀山を目指します。
先日、地元の方から「高速でも一般道でもそれほど時間はかわりませんよ」とアドバイスを頂戴していたので、海沿いのルートで向かいます。
途中、キララ多岐という道の駅にてお土産購入。
多岐はイチジクが特産品なのですね。
イチジク関連の加工品が充実しています。
ちなみに、多岐のドライイチジクは驚愕の美味しさ。



ドライですが程よいソフト感、豊かな風味と深い味わい、ヘルシーで栄養価も高く、とても贅沢なオヤツです。

11時過ぎに石見銀山観光案内所に到着。
駐車し、レンタサイクル弥助さんで電動自転車を調達。
これが大正解。
平日に一般公開されている間歩は龍源寺間歩1ヶ所だけなのですが、そこまで延々上り坂です。
徒歩だと小1時間かかるところ、電動アシストのおかげで10分程で辿り着く事が出来ました。
駐輪場に自転車を停め、受付を済ませ、いざ坑内へ!



手作業で掘り進められた、その痕跡が感じられます。
横幅2尺高さ4尺、10日で10尺掘り進めるということは、10日がかりで3メートル強でしょうか?
大小600余りの間歩が点在しているということは・・・、大変な労力ですね。



最盛期は世界の銀の流通量の約3分の1を石見銀山が産出していたというから驚きです。
暗い坑内はあちこちに横穴、縦穴があり、天井には鍾乳石も。



狭い個所もありますが、とても歩きやすく、クールな坑内。



週末のみガイドツアーで公開されている大久保間歩は、スケールがより大きいそうです。
行きたかったなぁ。

途中、精錬所跡に立ち寄りました。



階段ピラミッド!?古代遺跡のような風格があります。上まで登れるのですが、間近で精巧な石組が見られ、当時の技術力の高さが感じられます。

鉱山の守り神、佐毘売山神社。苔むす階段に誘われます。



石見銀山を堪能したところで、そろそろご飯タイム。
自転車を返却し、大森地区を散策。





江戸風情が色濃く残る、素敵な街並みです。
そんな中、一際風格のある群言堂にてランチ。豆のカレーとみかんジュースを注文しました。
群言堂はライフスタイルにまつわる品を扱うセレクトショップ。
コの字型の建物の中央に中庭があり、清々しい緑に癒されます。



大森地区で最も異彩を放っていたのが、ベッカライコンディトライヒダカ。
こちらは本格的なドイツパンとお菓子のお店です。
近所にあったら毎日通いたくなる美味しさです。
ちなみにこちらのお菓子、ドライフルーツをぎゅっと固めたようなフルヒテブロートが個人的ヒット。キルシュが効いています。



店構えは江戸!ギャップが良いですね。



石見銀山ついでに、1400年の歴史を誇る温泉津温泉へ足を延ばしました。
大正ロマン風建築が印象的な薬師湯。



アーチ部分はリラックスルームになっています。



屋上からは温泉津の街並みを俯瞰できます。
お隣の建物のとんがり屋根が可愛い!



私が訪問した時は、地元の人がポツポツ利用されている程度でゆっくり出来ました。
ただ、お風呂はこじんまりしているので、タイミング次第でギュウギュウになる危険性あり。

薬師湯に隣接した震湯カフェ。とんがり屋根の正体です。



最後に焼き物の郷訪問。
2基の登窯、迫力あります!



2日目はこれにて終了。
足立美術館にほど近い、さぎの湯温泉へ約60キロ、帰りは高速利用し、2時間程で到着。
長距離移動でしたが、充実した1日でした。







おいしゅうございます

2016年03月24日 | Weblog
おいしいものは巷に溢れていますが、感動的な出会いはそう容易く転がっていません。
食べる度に初体験の感動が甦る!
それが本郷、三原堂の『大学最中』。



小豆と白隠元の2種類、こちらは白隠元です。
真っ白で穢れのない姿、神饌のようです。
皮とねっっっとりした餡の塩梅が絶妙で、一体感があります。

小石川にもお店があるので、お近くにお出かけの際は、是非



石衣

2016年03月04日 | Weblog


愛らしい和菓子『石衣』、お客様より頂戴した京都のお土産です。

ウィキペディアによると・・・
石衣(いしごろも)は日本の代表的な半生菓子の一種。小豆のこし餡に水飴を加えて練り、丸めて団子状に固め、白砂糖のすり蜜を掛けて白い衣で包んだ和菓子である。 京都や大阪など関西地方では松露(しょうろ)と呼ばれる。餡の品質、餡玉の形の整い方、すり蜜の掛かり方など、原材料や手のかけ方次第で上菓子風にもなれば駄菓子風にもなる。丁寧に仕上げられたものは、すり蜜の白い衣を通して薄っすらと見える餡玉の小豆色が上品な美しさを醸し出す。

上記を参考にすると・・・、こちらは上菓子風ですね。

味わいも見た目同様上品です。
確かに素材からすると和菓子ですが、紅茶にも合いそう。
スイーツとドリンク、組み合せを考えるのは楽しいです。



低糖質ダイエットって何?

2015年10月04日 | Weblog
先日、雑誌『料理王国』主催のイベント、『ロカボセミナー』に出かけてきました
ナビゲーターは北里大学北里研究所病院・糖尿病センター長であり、食・楽・健康協会理事の山田悟先生です。
ロカボ、聞きなれない言葉かもしれませんが、英語でローカーボネイト=低炭水化物という意味合いです。
糖質という言葉は英語にはないそうで、炭水化物を減らすダイエット食、日本語では低糖質ダイエット食、そのように定義されています。

糖質を減らすと言っても、甘いものを減らすだけ?、ではありません。
糖質を多く含む食品を減らす、要するに炭水化物を減らす&甘味がする食品を減らすということです。
一番気を付けなければならないものがご飯!
小麦粉製のパンやうどんなどの麺類、粉もの系、日本人の主食全般です。
そして代表的なものとして芋類、カボチャなど糖質の多い野菜、大豆を除く豆類、果物や菓子類、米や麦由来の酒、飲料等ですね

ただし、全くゼロにすればよいというわけではありません。
推奨されている摂取量は、1日あたり60グラム以上120グラム以下、1食20グラム以上40グラム以下の糖質は摂取すべきとされています。
これって意外と続けられそうですよね。

そもそも、低糖質ダイエットは糖尿病の患者さんのためのプログラム。
糖質を抑える=血糖値の上昇を防ぐことにより、インシュリンの分泌量を抑え、肥満を防ぐための食事療法です。

科学的にも多くの成果が立証され、欧米ではロカボダイエットがカロリー制限ダイエットよりも主流になりつつあるようです。

実際問題として、糖尿病と向き合っている患者さんが、カロリー制限食よりも食事を楽しむことが出来、しかも簡単に続けやすいということが重要ですよね。

驚くべきことに、糖質の摂取量さえコントロールすれば、脂質をどれだけ摂取しても構わず、さらにお腹一杯食べることも可能、それでもちゃんとダイエット効果があるなんて、そんなウマイ話ってあり?って思いますよね。

そんな俄には信じがたい低糖質ダイエット、それを実際に試してきました。

今回のセミナーのために、低糖質メニューを作ってくださったのは、ファロ資生堂(イタリアン)の中尾シェフと、フレンチレストランオギノの荻野シェフ。
総カロリー量は明記されていませんが、糖質量は合計26.4グラムです。

食事の前に、血糖値を測定します

まずは前菜、ブランパン(小麦胚芽のパン)とトマト、モッツァレラ、イワシのホットサンド(糖質量7.9グラム)。

ローソンから発売されているブランのパンをつかったサンドイッチ仕立ての前菜。
これだけで食事になってしまうぐらいのボリュームです。

次にパスタ、低糖質のタリアッテレ、フレッシュポルチーニとスカンピのアーリオ・オーリオ(8.8グラム)。

従来のパスタより糖質を10分の1に抑えたパスタ、といっても、正直普通のパスタと遜色ありません。

ここで再び血糖値測定

そしてメインは子羊の香草パン粉焼き(5.1グラム)

もう既にお腹パンパンです。
なのに駄目押しの巨大子羊!
パン粉にブランパンを使用。
添えたトマトがソースの役目を果たします。
子羊ロースト大好物の私はもちろん完食。
フィンガーボウルがあったら・・・。

最後になんとデザートが!
ヨーグルトのクレメタンジェ(4.6グラム)。


座っているのが苦しいくらい、こんなに食べて大丈夫?というのが正直な感想。
しかもどの料理もおいしくて、何かをガマンしているという実感はありません。

そして最終の血糖値測定

さて、ここで質問です。
血糖値の測定が食前、食中、食後と3回実施されました。
数値、どうなると思いますか?
通常は食事をすると、血糖値は上がります。
健康な成人の場合、食前血糖値110未満、食後血糖値140未満といわれています。
私の場合はというと・・・
食前:96mg/dL、食中:99mg/dL、食後:99mg/dL
このような結果となりました。
血糖値的には、ほぼ変化なしということですね。
これは、精神的にはお腹イッパ~イ、なのですが、身体的には食事をしていないことと同じなのです(血糖値がほとんど変わっていないので)。
なんだか狸に化かされているような。
でもこれは医学的にはスゴイことなのです

糖質さえ抑えれば、食欲を抑えることなく満腹まで食べることが出来る、しかもそれで健康的にダイエット出来るなんて、話があまりにもうま過ぎて怖い。

ただ、長年の研究成果から導き出された結果としては、血糖値の上昇を抑制することがダイエットにつながるということです。

し・か・も・・・
脂質についても最近の研究は既成概念を覆すようなものばかり。

魚、及び植物油は心臓病のリスクを減らすので、むしろ大量に摂るべき、と言われています。
どれくらい?って、オリーブオイルについて、成人で1週間に1リットルが推奨されているそうです(無理~)。
動物性油脂についても脳卒中リスクを減らすという研究結果が出ているそうで、いまやバターが身体に悪い、というのは単なる思い込みだそうです(笑)。

た・だ・し・・・
酸化したオイル、トランスファットを含む油脂は絶対NGです

要するに、脂質ではなく、糖質が身体に悪影響を及ぼすということです(←これが重要)。

成人病リスクと闘う多くの人々にとって、これは朗報ですよね。

但し、当たり前のことですが、糖質をとっていないからといって深夜にドカ喰いしたり、極端にバランスを欠いた食生活を続けたり、な~んていうことは血糖値には影響ないかもしれませんが、他の臓器に負担をかける結果に繋がるかもしれません。服用している薬があれば担当医への相談が必要かもしれませんし。

あくまでも糖尿病疾患のための新しい食事療法ですし、過去には幾つも良いといわれていた説が覆されてきた例がありますので、極端に走るのではなく、しっかりルールを守った上で取り組んで頂きたいものです。

低糖質ダイエットについて、もっと詳しく知りたい方は、山田悟先生の出版物を是非ご参考になさってください。
私は2012年に発行された『糖質制限食のススメ』をセミナー前に読みましたが、大変分かりやすく、医学的研究結果も多く紹介されているので、とても信頼できる内容だと思います。










ふくろうカフェ

2015年08月24日 | Weblog
高円寺にあるフクロウカフェ『バロン』
念願叶ってようやく訪問することが出来ました。
外から中の様子は見えないので、恐る恐るドアを開けると・・・
ずらっと並んだフクロウが出迎えてくれます。

あ、想像よりたくさんいるんだ(4種5羽)。
フクロウの目力にちょっと気後れ。
最初はよそよそしいのですが、慣れるとすぐ側に!

私のカバンが気に入ったみたいで、ガジガジしていました。
音に敏感、という店主の方のお話だったので、カバンの底を擦ってカサカサ音を出すと、興味津々でじ~~~~っと飽きずに覗き込んでいます。

フクロウは野生の血が強く、人と一緒に過ごすまでの訓練が大変だそうです。
カフェでは、近くに来てくれたりはするのですが、触ることは出来ません。
ルールを守って、フクロウがいる素敵な時間を体験してください。

↑メンフクロウのバロンちゃん。
終始リラックスモード。



バスクの名店PARIES

2014年11月03日 | Weblog


フランス、スペインの国境に位置するバスク地方の老舗パティスリーPariesのキャラメルを頂戴しました。

包み紙の色がオッサレ~、で、しかもそれぞれ味が違うのです。
濃厚なキャラメルは口の中でトロリと溶け、ナッツやチョコの食感が楽しい味わい。
日本人の口にはやや大き目サイズなので、食べるタイミングが重要です(笑)。
それぞれのサイズが微妙に違っていて、手作業の温もりが感じられます。

日本にはまだ出店していない貴重なお店のお菓子、サロン・デュ・ショコラでは紹介されているそうなので、次回イベントは要チェックです。

ちなみに、"Mouchous"という名前のマカロンも絶品です。


おすすめ!榛名神社

2014年08月18日 | Weblog
6世紀に創建されたといわれる榛名神社。すぐ脇を流れる榛名川は穢れをすすぎ、奇岩と一体化するように建つ神社は自然の霊威に満ちています。関東屈指、あらゆる願いに通じる龍穴のパワースポットと言われるだけあり、周囲の自然を肌に感じるだけで浄化されるような場所です。生憎のお天気でしたが、雨に洗われた緑は新鮮で、生命力が漲っています。

岩に守られるように建つ双龍門をくぐり、本殿へと参じます。


この本殿、『御姿岩』とよばれる奇岩からつき出すように建てられています。この岩の洞窟内にご神体が祀られているそうです。


『瓶子の滝』。水量はささやかでありながら岩をも穿つパワーが発散しています。神威を感じさせる清浄な流れです。深呼吸して体中に霊気を漲らせます。理屈抜きに気持ちがいい~


榛名川に沿うように続く散策路から、変化に富んだ流れを堪能できます。
修験者の霊場でもある榛名神社。自然の霊威に触れ、心身ともに生まれ変わったような気分になれました!



2013年!

2013年01月01日 | Weblog
あけましておめでとうございます。



旧年中はご愛顧賜り本当にありがとうございます。
2013年もカフェ分福を応援してください!

皆様のご多幸を心よりお祈りしています。

本年は5日から通常営業させてただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。