ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

立川談春独演会@NHK大阪、プラス諸々

2010年12月27日 | Weblog
25・26日と大阪で開催された立川談春独演会。
1000人超えのホールは2日間両日ともにほぼ満席。
『長短』『桑名舟』とともに、年末恒例の『芝浜』を熱演した。
今年最後の独演会、思い出に残る高座だった。

26日は落語の前にNHK9階でアーカイブズを閲覧。
お目当ては春野百合子の『女殺油地獄』。
ずっと見たかった映像、そして久しぶりに聞く春野百合子の声に身体がシビレル。
油と血にまみれた殺しの場面は闇の中で揉み合う男女のぬらぬらした妖しい底光りがぞくっとするほどリアルに浮かび上がってくる。
物語的には「え?これで終わっちゃうの??」というぐらいあっけない幕切れではあったけれど、春野百合子の凄まじさに打ちのめされてしまった。

同録の『高田馬場』は決闘シーンが痛快に描かれていて、春野百合子も演じながらニッコリ笑顔を見せたりする。変幻自在な春野百合子の声もさることながら、曲師大林静子の三味線の音色がまた大迫力。心の琴線が切れてしまいそうなぐらい揺さぶられた1時間だった。

27日は老舗洋食店グリルモリタでランチ。
ハーフシチューコースで蟹クリームコロッケとタンシチューをいただく。
どちらも味わい深く、大満足。
皆でシェアしたビフテキサンドのビフテキなるものの厚さとミディアムレアな焼き加減が絶妙だった。

食後は単独で珈琲研修。
仕入れ先の方が、この忙しい年末に、わざわざ2時間もの時間を割いて、しかも無料で講習会を開いて下さいました。
スペシャルティコーヒーを伝えることに対する真摯な取り組みに頭が下がります。
前半はスライドレクチャー中心、後半はカッピング中心。
カッピングとは、日本茶で言うなら鑑定です。
ただ、日本茶では鑑定=欠点探しですが、コーヒーのカッピングは優れているポイントを探す作業。
前向きでいいですね。



ロースト、アロマ、欠点と、フレーバー、後味の印象度、酸の質、口に含んだ質感、カップのきれいさ、甘さ、ハーモニー・均衡性、そして総合評価をチェックします。
これは・・・、かなり経験が求められる作業・・・。
なんてったって、素人にはどこに基準を置けばよいのかさっぱり分かりません。
9種類の豆をご用意いただき、見様見まねでトライしてみましたが、面白い経験ではあったものの、好き・嫌いプラスαぐらいしか判定出来ませんでした。
課題山積です