八橋小道の7番目の橋が「宮沢橋」です。原作コミック第10巻123ページ3コマ目のアングルです。作中では「六の橋」となっています。
全長62メートル、高さ29メートル、吊床版階段橋の形式としては日本一の長さを誇るそうです。こんなところに日本一があるのか、これは渡ってみる価値があるな、と思いました。
原作コミック第10巻124ページ1コマ目のアングルです。志摩リンは「こんなの濡れた足場でコケたら向こう岸まで滑ってくぞ・・・」とビビっていますが、土岐綾乃は「たのしそう」とワクワクモードになります。さすがは美濃国守護職に輝く美濃源氏の名門土岐氏の末裔だけのことはありますな・・・。 (ホンマか?)
上から見下ろしている限りでは滑り台に見えますが、下へ行ってみると、ちゃんと階段になっていることが分かります。原作コミック第10巻124ページ4コマ目のアングルです。
橋の真ん中あたりで後ろを振り返りました。御覧のように途中まで階段が続き、それから踏板に転じます。両端の高さが異なっていて、南側が高いために階段を設けているわけです。
「宮沢橋」を渡りきるとすぐに次の橋、「犬返り橋」があらわれました。これも「宮沢橋」と同じ吊床版階段橋の形式で、長さは34メートル、高さは17メートルです。
原作コミック第10巻125ページ4コマ目のアングルです。作中では「七の橋」となっていますが、実際には8番目の橋です。八橋小道のラストの橋です。
「宮沢橋」では階段を降りましたが、この「犬返り橋」では階段を登って渡り切りました。つまりは大きな谷間に「宮沢橋」と「犬返り橋」が連続で架かっているわけです。
「犬返り橋」の階段部分の途中で後ろを振り返りました。右の大井川の向こうに接岨峡大吊橋が小さく見えました。かなりの距離を歩いてきた、という実感がわきました。
階段を登りきると水平部分の橋がありました。
渡った後の山道は急な下り坂でした。
山道を下っていくと、広場のような場所に出ました。マップで見ると「湯彩香公園」とありました。「湯彩香」は「ゆとろぎ」と読みます。公園内には、河内地蔵堂と呼ばれるお堂があり、石仏もあるので、昔はお寺か惣堂のあった場所なのかな、と首をかしげました。 (続く)