前回までガルパンコミックの「フェイズエリカのこぼれ話」に登場するBC自由学園チームのムールの搭乗車オキチスH39を作っていましたが、コミック版におけるムールの搭乗車というのはもう1種類があります。上図の「リボンの武者」にて登場しているルノーR35軽戦車です。
「リボンの武者」でのムールは、チームの副隊長として縦横に活躍しています。黒森峰選抜のシュバルツバルト戦闘団との対戦試合では最初の対峙で窮地に陥り、これを救うべく囮となって撃破されたアスパラガス隊長に代わって以後の指揮をとっています。
そして、日頃から仲の良く無かった旧BC高校のボルドー以下とも一致団結し、必死の戦いを展開して強敵シュバルツバルト戦闘団と互角に渡り合いました。激戦の末に相手の隙を引き寄せて、ボルドー達の第五共和制小隊に勝機を持たせました。見事な作戦指揮の数々であり、他チームでもなかなか居ない優秀な副隊長ぶりを示してくれました。間違いなく、ガルパンのアニメ、コミックにおける屈指の次席指揮官キャラクターです。
そのムールに敬意を表して、その「リボンの武者」での搭乗車ルノーR35を上図のグンゼ産業のキットにて作りました。このキットは、実は二度目の製作であり、一度目の製作では「激闘!マジノ戦ですっ!」に登場するマジノ女学院チームのルノーR35を作りました。
なので、その製作工程はマジノ女学院チームのルノーR35のレポートのほうで綴ります。それで今回の「リボンの武者」のBC自由学園チームのムールの搭乗車ルノーR35については、マジノ女学院車輌との相違点だけを紹介します。
組み上がった「リボンの武者」のムールの搭乗車ルノーR35の砲塔部分です。主砲は短砲身の21口径37mmピュトーSA18です。これがマジノ女学院チームのルノーR35においては長砲身の37mmSA38戦車砲に換装され強化されています。これが唯一の相違点であり、あとの作業工程は共通です。
塗装前の組み立てを全て完了した状態です。主砲以外はマジノ女学院チームのルノーR35と全く同じ状態に仕上げています。ですが、塗装カラーはチームごとに異なりますので、塗装後にまたレポートを上げる予定です。 (続く)