道の駅富士川を11時43分に出て、国道52号線から右折して県道26号線に進み、釜無川に沿って身延道に直進、浅原橋西の信号交差点まで行きました。その交差点の北東方向、交差点を直進してすぐ右手に、上図のログハウス調のお店がありました。
このお店が、原作コミック第82話にて、犬山あおいと中津川メイが雁坂みちサイクリングに挑戦した際に、最初の休憩地点に選んだベーカリーショップ「パンのアルプス」のモデルです。実際の店舗名は「パンの空我」、正式には「パンビオロジック空我」といいます。地元では有名なベーカリーショップであるそうです。
店舗に接して石窯施設も設けられているようでした。上図の「石窯ピッツァ」の看板がある建物の内部はイートインスペースで、作中で犬山あおいと中津川メイが季節限定のブルーベリーパイを食べていたところにあたります。
駐車場に車を入れてお店の玄関に向かいつつ、屋根上の丸い看板を一瞥しました。「パンの空我」の文字の下にアルファベットで「Pains Biologiques」と書いてあり、おやフランス語か、と気付きました。Biologiquesは、ワインの商品名によく見かける単語で、無農薬の、有機栽培の、という意味です。英語では「Organic」となるでしょうか。
なので、このお店の「Pains Biologiques」は、無農薬、有機栽培の原料によるパン、という意味になります。要するにオーガニックパンであるわけですが、フランス語で書くところが粋でお洒落です。
今回は、ここでお昼の弁当を買うことにしていましたので、店内に進みました。予想以上に豊富な品ぞろえに驚きました。
ゆるキャンに描かれた名物のブルーベリーパイは、原材料のブルーベリーがサザンハイブッシュ系で収穫期が5月から6月であるため、6月頃のみの限定品であるそうです。それはここに限らず、京都でも他の地域でも同じですから、この時期にはまだ売っていませんでした。
私自身は、普段のおやつによくブルーベリーのドライフルーツを食べていますが、その新物は8月から9月ぐらいにスーパーで買えますから、そちらは多分ラビットアイ系なのでしょう。
店内の奥がイートインスペースです。さきに「石窯ピッツァ」の看板の建物を見ましたが、その内部空間にあたります。このときはコロナ対策の一環として、イートインスペースは閉鎖されていました。
奥の2席のテーブルが、作中で犬山あおいと中津川メイが季節限定のブルーベリーパイを食べていたところです。内部の描写はそのまま作中で忠実に再現描写されていますから、ファンとしてはグッとくるものがあります。
とりあえず、買い物をしようと販売コーナーに戻り、あれこれ迷いました。予定では次の巡礼スポットあたりでピクニック気分で食べることにしていたので、二つ、三つは買おうかと考えました。
まず1個は上図の「桜あんぱん」150円をチョイス。どこかで桜を見ながら食べるだろうから、これでいこう、と簡単に決めました。
2個目は、上図のどれにしようかと相当迷いましたが、中央の「くるみのデニッシュ」240円を選びました。個人的にナッツ類が好物のひとつで、普段のおやつにしていますから、くるみ入りというのが決め手になりました。
3個目はメインでボリュームあるものにしよう、と考えて上図中央の「白身魚ホキフライタルタルサンド」350円をチョイスしました。調理パンのなかでは一番の人気商品であるとかで、私が買ったことで売り切れになりました。あわせてコーヒーも購入しました。
買物を済ませて外に出ました。いいお店でした。次に来る機会があったら、イートインスペースで石窯ピッツァを味わってみたいですね。
食べログでの「パンビオロジック空我」の案内情報はこちら。 (続く)