海洋堂「ゆるキャン」プラモケイの4人目、志摩リンの製作に先だって、その愛車のヤマハビーノを作ることにしました。「ゆるキャン」プラモケイと同じ1/24スケールのビーノのプラモデルは、上図のタミヤの「キャンパスフレンズセットⅡ」に入っていますので、アマゾンで注文して取り寄せました。
アマゾンでの「キャンパスフレンズセットⅡ」の案内記事はこちら。
ビーノのキットは上図のように1枚のランナーにおさめられています。成形色も志摩リンの愛車のカラーに似ています。
ゆるキャン公式ガイドブック「野外活動記録」の25ページに掲載される、劇中のビーノの設定図です。静岡在住の学生時代の友人がヤマハ発動機の磐田本社に勤めているので、ゆるキャンの志摩リンビーノに関して詳しく教えて貰いました。
その話によると、ヤマハのビーノは、1997年モデルの初代、2004年モデルの二代目、2018年モデルの三代目があって、三代目が現行型であるそうです。この三代目はホンダのジョルノの外観を変更したヤマハ向けOEM車であり、生産もホンダの熊本工場で行なっているそうです。山梨県や静岡県の聖地やイベントのスポットに展示されているビーノはだいたいこの三代目にあたり、身延で見かける展示車も殆どが三代目です。
志摩リンの愛車は、公式の設定図で見る限りでは二代目にあたりますが、二代目は2007年と2015年にマイナーチェンジを行なっているので、年式によって三つのモデルに分かれます。原作コミックにて、志摩リンが初めてビーノに乗る場面が描かれる第6話は「まんがタイムきららフォワード」の2015年12月号を初出としますので、第6話にて「免許取り立て」の志摩リンが新しく買ったビーノは、2015年10月からの排ガス規制対策によるマイナーチェンジモデルである可能性が高いようです。つまりは二代目の2015年モデルである、ということになります。
ちなみに私の現在の愛車ビーノも同じ二代目の2015年モデルですので、乗るだけで志摩リン気分に浸れます。ふだん実物を見て、乗っていますから、プラモデルの製作は組み立てガイド図を見なくても出来ました。
さらに志摩リンのビーノは左右のバックミラーが黒色のパーツになっています。これはビーノを購入する際に選べるオプションパーツであり、通常はシルバーのパーツで出荷されて販売されているそうです。つまり、志摩リンはビーノを買った時にバックミラーのパーツは黒を選んでシルバーと交換している、ということです。
これは私がビーノを買う際に同じことを言われましたので、よく分かります。私のほうは汚れがつきにくくて手入れし易いシルバーのパーツのままで買いました。
今回、用意したポスカは上図の6色でした。上よりパステルグリーン、灰色、黒、だいだい、黒(細字)、白、赤です。
パーツを切り出してゆきました。車体本体はほぼ一体成型でワンパーツとなっており、これに外周りのパーツを貼り付けてゆくという手順で組むものでした。車体カラーはパステルグリーンと白の塗り分けになりますが、そのカラー毎にパーツが分かれているので、パーツを塗ってからの組み立てが出来るように配慮されていることが分かります。
車輪から塗り始めていき・・・。
御覧のように全てのパーツを公式設定図を参考にして塗りました。
組み立てました。タミヤのキットらしい組み立て易さにより、3分とかからずに組み上がりました。
どこから見ても、普段私が乗っているビーノそのままでした。異なるのは車体カラーだけでした。
ヘッドライトと前部左右ウインカーの透明感を出すために、ヘッドライトのレンズのパーツはウェーブの「Hアイズ 1」のクリアパーツに置き換え、前部左右ウインカーの前面にも同じく「Hアイズ 1」のクリアパーツを貼り付けました。実車にちょっと近づいた感じになりました。
ウエーブの「Hアイズ 1」のアマゾンでの案内記事はこちら。
以上で、志摩リンの愛車、ヤマハの二代目ビーノ2015年モデルが完成いたしました。 (続く)