ステップ1では、車輪とサスペンションを組み立てます。ステップ2では車体を組み立てます。いずれもガイド図の指示通りに進めます。
ステップ1で組み立てる車輪とサスペンションのパーツ類です。ホビーボスらしい細かいパーツ割です。そのぶん作業量がありますが、仕上がった状態の精密感もまた違います。
組み上がりました。転輪のタイヤゴム部分がパーツ化されているので、塗装してからでもはめ込む事が可能です。塗り分けるよりは楽だと思います。それで塗装後に組み付けることにしました。
ステップ2に進んで車体のパーツを切り出して準備しました。
ここでは組み立てず、全てのパーツの内側をアクリルガッシュのホワイトで塗りました。今回のキットは限定版のフルインテリアキットなので、内装はもちろん、エンジンも完備しており、それらの塗装を行ないつつ車体の組み立てを進めてゆくことにしました。
限定版のフルインテリアキットですから、組み立てガイドも2種類が入っています。通常の組み立てガイドの他に、インテリア部分の組み立てガイドもあり、今回は両方のガイド図を作業順に参照します。
インテリア部分の組み立てガイドはステップ1から6まであります。ここからインテリアの組み立てに取り掛かるので、上掲のガイド図もインテリア部分の組み立てガイドのステップ1に移ります。操作機器、トランスミッション、ギアボックスなどを組み立てます。エッチングパーツも相当数が含まれますが、完成後は殆ど見えなくなりますので、なるべくプラ板に置き換えるか、省略します。
最初に組み立てたギアボックスです。アクリルガッシュ、ポスカ、アキーラなど、手持ちの水彩系塗料を駆使して実車の資料図をみながらパーツ毎に塗り分けて組み立てました。
仕上がった状態です。今回の製作に際して、現存する38(t)戦車の内部写真資料をサークルのAFV部会の先輩に借りてきて見ましたが、車輌ごとに塗装色がまちまちであるようで、これは生産工場ごとの差なのかな、と思いました。もっともカラフルにみえるクビンカ戦車博物館の保存車のインテリアを参考にして、ガルパンらしく彩度を上げたカラーで塗り分けることにしました。
トランスミッションと操作機器のパーツ類です。これには多数のエッチングパーツが付きますが、塗装が難しくなるので使わない事にして、必要な箇所だけをプラペーパーに置き換えました。独特の操縦桿は16点ものエッチングパーツの積み重ねで構成しますが、細かすぎて目がついていけないので、上図右端のドラゴンの同形のプラパーツに交換しました。
組み上がりました。操縦桿に繋がる2本のロッドは、車体への据え付け時に組み付けることにして、ランナーに付けたまま、塗装だけしておきました。
以上でインテリア部分のステップ1が完了しました。これだけで1時間かかりましたので、塗装しながらの組み立ては大変です。 (続く)