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ゆるキャン△の聖地を行く24 その11  石和の足湯ひろばと八田家書院

2022年11月18日 | ゆるキャン△

 石和温泉街の「さくら温泉通り」の東の聖地スポットから、引き返して約400メートルほど戻りました。南北に通る「湯元通り」との交差点で右折して、次の聖地スポットに着きました。

 

 次の聖地スポット、石和温泉足湯ひろばです。原作コミック第13巻70ページ1コマ目のアングルです。武田信玄期の一族と家臣団のパネルがあります。横には広い観光駐車場もあり、観光客が車を停められるのはここだけですので、おそらく各務原姉妹もラシーンをここに停めて、あとは徒歩で桜見物をしていたのだろうと思われます。

 

 原作コミック第13巻70ページ3コマ目各務原なでしこが顔ハメをして姉に撮ってもらった、武田信玄サマです。左に正室の三条夫人、右に側室の湖衣姫つまり諏訪御料人をしたがえています。それぞれに顔が紙で付けてあり、それをめくって顔ハメをするわけです。

 

 3つめの聖地スポットは、石和温泉足湯ひろばの北西隅にあたる上図の信号交差点でした。原作コミック第13巻71ページ3コマ目のアングルです。なでしこがここで北西の山肌に「鳥居みたいな模様」を見つけたのでした。上図では左のカーブミラーの奥に見えます。確かに「鳥居みたいな模様」でした。

 

 その「鳥居みたいな模様」をデジカメの望遠モードで引き寄せて撮りました。確かに鳥居の形でした。

 

 石和温泉足湯ひろばから「さくら温泉通り」に戻って30メートルほど西へ行った地点からは、鳥居の形がハッキリ見えました。原作コミック第13巻71ページ4コマ目のアングルです。作中では近津川の北側は農地になっていますが、現在は2021年7月にオープンした上図のセブンイレブン春日居温泉郷店の敷地になっていました。

 これで石和温泉エリアの聖地スポット3ヶ所を回りましたが、まだ35分ほどの余裕がありましたので、巡礼計画にてオプションとしておいた場所へ向かいました。

 

 もと来た道を駅の方向へ引き返し、「八田書院通り」へ左折して南へ250メートルほど行くと、山梨県を代表する中世戦国期の在地武士居館遺跡である、八田家朱印屋敷跡および八田家書院に着きます。上図の案内板が遺跡の北側の竹林のなかにありました。

 

 八田家書院の東側の表門は陣屋門の構えです。ただし八田家屋敷本来の門では無く、江戸期に徳川政権が設置した石和陣屋の表門を移築したものです。石和陣屋は当地から南西400メートルの所、現在の石和南小学校の一帯に位置しましたが、いまは一切の遺構を残していません。

 

 石和陣屋の表門だけあって、重厚な構えです。門の両脇は長い建物で、おそらくは詰所か倉庫として使われたものと思われます。八田家屋敷地をめぐる本来の環濠とも妙にマッチしていて、城郭遺跡の城門と水濠のセットのような雰囲気が良い感じになっています。

 

 こちらは環濠に囲まれた屋敷地の南側に現存する八田家書院の案内板です。山梨県の指定文化財になっていますが、実は私はここへは甲府の歴史観光団体に参加していた時期にも行った事が無かったので、今回の機会に出来れば立ち寄りたいと考えていたのでした。
 それで、聖地巡礼の最中になんとか約30分の時間的余裕を得て、やってきた次第でした。  (続く)

 


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