各務原なでしこの制作の続きです。荷物類の塗装が大体仕上がりました。大体、というのは、場合によっては剥がれたりしてリペイントする場合があるからです。
白のショルダーバッグには、パーツのベルトに代えてゴムバンドのベルトを取り付けました。
ゴムバンドは、ダイソーで100円で売っている上図のヘアーバンドを使いました。ガルパン戦車の装備品の細部やエンジンのファンベルトなどにも使用しており、模型用にも色々と使い道があります。
このゴムバンドを、パーツの中に回して挟んで組み立てれば、簡単にベルト付きのショルダーバッグを再現出来ます。1/24スケールにおいてはややオーバースケールですが、初心者クラスのお手軽改造にはうってつけのアイテムです。
同じように、オレンジのサイドバッグにもベルトを付けました。付属のパーツの代わりに、ゴムバンドをカットして両端を上図のようにダボ穴に突っ込んで瞬間接着剤で固定しました。
これで各務原なでしこが左右の肩にベルトをかけて持っている二つのバッグが仕上がりました。赤いのはシュラフケースです。
このシュラフケースは、劇中シーンでみてもリュックの上に乗っかっているだけという感じで、ベルトの類が全く見えないのですね。どうやってリュックの上に固定しているのか、気になりますが、公式設定図にも詳細が示されていませんので、謎のままです。
さて、各務原なでしこの本体に荷物類を組み付けてゆきました。最初にリュックを上図のように背中に貼りつけました。
劇中シーンでみると、右サイドにオレンジのサイドバッグ、左サイドに白のショルダーバッグをかけています。これに合わせます。
オレンジのサイドバッグをかけました。頭部が付いているとベルトが肩まで入らないので、頭部を付けないままにしていたのですが、頭部が無くてもベルトを回すのが少しキツイ感じでした。
次に白のショルダーバッグをかけましたが、これもキツキツでした。ですが、それで正解でした。バッグがピタリと体側に密着した状態でおさまり、劇中シーンと大して変わらない状態になりました。そのあと、赤のシュラフケースをリュックの上に接着固定しました。
上着のクロス模様が背後からは殆ど見えなくなりました。左右になびく後ろ髪のパーツは、説明書通りに付けるとリュックやシュラフケースの妨げになのますので、ダボを斜めに削って取り付け角度を外側に開いて変更しました。
今回使用した100円のゴムハンドのベルトは、この1/24スケールのフィギュアにはちょうどピッタリというか、ややキツイ感じの長さであることが分かりました。第2弾のキャンプセットの改造用パーツとしても使えそうです。
最後に頭部を取り付けて完成しました。荷物類を全て背負い持って元気に歩く各務原なでしこの姿が再現出来ました。
海洋堂のプラモケイのパーツ構成は、こういった状態にも仕上げられるように設計してあるのかもしれないな、と思いました。
後ろから見ると、荷物を可能な限り持っている状態がよく分かります。アルプスの最高峰に挑む登山家顔負けの重装備ぶりですが、コミックにおいてはもっと沢山の装備品を背負っている各務原なでしこの姿も描かれています。第7巻の富士宮での初のソロキャンプの話だったかな・・・。アニメだと2期の第7、第8話ですね。
このようにカプセル内の薪以外の全てのパーツを組み付けるので、重心が移動して不安定になったりするかなと心配もしたのですが、杞憂に終わりました。組み立てにおいては全て接着剤で固定しましたので、後で外れたりする事もなさそうです。
以上で、海洋堂ゆるキャンプラモケイの3人目、各務原なでしこが荷物類携行姿にて仕上がりました。プラモケイのパーツを活かしてより楽しい姿に仕上げられる、というのを実践してみた結果でした。
次は志摩リンの製作に進みますが、これはパーツの改造や作り替えを伴う作業の試みとなります。その前に志摩リンの愛車、ヤマハのビーノを作っておこうと思います。 (続く)