サン・さん 倶楽部

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苗木城跡 馬籠宿

2018-05-01 23:22:11 | ジェリー

    苗木城跡(標高約170m)、馬籠宿 

   ~龍伝説の天空の城と、中山道の宿場をたずねて~

 

4/28(土)晴れ 

中津川市にある苗木城は、岐阜のマチュピチュ、天空の城と呼ばれ、城好きの人達にとっては今最も行ってみたい城の一つだそうです。戦国時代の面影をとどめている近世城郭であり国史跡に指定されています。TVで放映されていたのをJan家が見ておられたのがきっかけで出かけることになりました。また、馬籠宿まではそこから車で25分程と近いので一緒に行こうということになりました。

苗木城跡

 ー巨岩を利用した城郭ー

ボランティアガイドさんと共に、始めに「苗木遠山資料館」を見学しました。城主遠山家の資料を基に幕末から明治維新の頃までの記録が公開されています。ここで興味深かったのは、明治維新の頃、苗木藩では「廃仏毀釈」(尊王復古を主張し神道を重んずる)が徹底的に行われたということです。これは全国的にも珍しくて、この地では今でも神道が多いということでした。旧藩主やそれに連なる者たちが国学の影響を受けていたからとありました。

資料館を出て、新緑の中をガイドさんと城跡を巡りました。巨岩を利用した城郭や石垣の跡などを見ることができました。岩に柱を立てるためにあけられた穴などもありました。苗木城は戦国時代から明治維新まで十二代にわたり遠山氏が城を築き治めていましたが、一万石の小大名が城を持つのは大変珍しいとされていました。、幕末から明治にかけては、財政がひっ迫していたということです。城壁は赤土の壁で、白く塗られていませんでした。これには龍が現れて白壁を削り取ってしまったという伝説があるようですが、実情は土壁を白く塗る費用にもことかいたということのようです。城の床板などもはがして売ったということもあったそうです。

天守跡の展望台からは、木曽川をはさんで恵那山をはじめ山と川のとても美しい光景が広がっていました。

 

 

 

馬籠宿

 ー藤村ゆかりの宿場町ー

江戸と京を結ぶ中山道69ヶ所の宿場のうちの43番目の宿場が馬籠宿。

石畳と坂の道を、妻籠宿へと続く見晴台まで歩く。ここは山々を見渡せる絶好のビューポイント、皆でどっしりとした恵那山を眺めながら休憩する。この後で本陣跡地に建てられた「藤村記念館」まで戻り中を見学する。坂道にある宿場からはずっと恵那山が見える。昔も今もそこにありつづけている山。街道を行く昔の旅人もここに暮らす里人もどんな対話をしながら眺めたのだろう。

旅の風情を味わうのなら落合から妻籠くらいまでもう少し長く歩いてみるといいのかな。

信州そば、五平餅、おやきなどを食しつつ、宿場の風情をちょっぴりと味わったひと時でした。