ありのままにGiko☆blog

ぎこまめの、なんでんかんでん、あげんこげん日記♪

イチジクの味の記憶

2016年10月16日 13時58分43秒 | 2016年

大昔、ぎこまめが子供の頃に、よその家の庭にイチジクがなってるを見つけて、勝手に庭に入って友達数人と一緒に、イチジクをもいで食べたことがある。

そこの家の人はシーンとしていて、人のいる気配がない。
それで味を占めて次の日もイチジク泥棒したのだが、イチジクもぎながらふと家の中を振り向くと、家の中からじーっとこちらを見つめる姿が。
驚いてみんなで逃げ帰って、それ以来そこの庭に入ったことはないが、その時、その家の人に怒られはしなかった。
大人は恐いと思ってたから、小心者のぎこまめはドキドキして、なぜ怒らんのか不思議だった。寛大だったんだな。

しかし、あのイチジクの味、美味しかったなあ~。
一枚一枚、皮をはいで、ツルンとなったところでパクンと食べる、あの食べ方がこの上ない幸せいっぱいだった。

今は、あの頃の懐かしい味のするイチジクに出会わない。
毎年この時期、スーパーや道の駅とかで買うけれど、あの時のイチジクの香りも味も感じない。

食べ物が少ない時代だったから何でも美味しく感じたんかな。
それに、悪いことをしたと言う記憶が強力で、もしかしてあの時の味の記憶は架空のものなのか・・。

              
買ってきたイチジク、「う~ん、これじゃない、この味じゃない」!と独り言を言いながら、10個入りのうち5個をペロッと食べた。

キッチンで立ったまま食べてたら、「あんまり食べると下痢するぞ」と言って、夫が通り抜けていった。
「そりゃ、イチジク浣腸やろ!」と返しておいた。ギャハハ


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