あの「ワルナスビ」の名付け親の牧野富太郎先生が、昭和初期に京都で発見したフウロソウです。
アメリカフウロ。漢字で、亜米利加風露。北米カロライナ産のフウロソウ属の種です。学名の種小名が北米カロライナ産です。日本固有のフウロソウは地域による変種が多くエゾフウロを基本種(母種)として、ハクサンフウロ(伊吹山から東北にかけての高地)、イブキフウロ(滋賀県伊吹山)、ハマフウロ(本州北部から北海道にかけての海岸)、オガフウロ(秋田県男鹿半島)などがあるようです。特異な地域に行かなければ見ることが出来ないフウロソウですが、アメリカフウロは日本各地どこでも繁殖しているので見ようと思えば見られます。
フウロソウの謂われ、和名の風露はなぞです。草地を風露と呼んだということも書かれていましたが、一般に浸透していません。
ゲンノショウコと同じ科属なので花は似ています。
深く切れ込んだ大きい葉が特徴的です。
花径は5mmほどで小さいですが、葉は2~7cmと大きいです。
よく見るとガクの先が尖っていますね。
(Canon IXY DIGITAL 510IS)