何度、「霞ヶ関駅」に向かう日々を重ねて来たろう。
今日も、裁判所前宣伝と東京高裁要請だ。ずいぶんと電車の乗り換えにも慣れた。
夫達の再審裁判は5年前の2011年の3月。あの東日本大震災のあったちょうどその月に「無罪判決」が言い渡されることになっていた。しかし、水戸地裁土浦支部の庁舎も大きな被害を受け、5月に判決日が延期。そして、確かな「無罪判決」を得て、6月7日24時をもって、晴れて夫と杉山さんは「普通のおじさん」に戻ることができた。そこに至るまで、実に44年の歳月を要した…。
今、東京地裁で国賠をたたかう夫の審理は、一部が東京高裁に掛かっており、今日は、東京高裁要請だ。
夫のたたかいは、個人の国家賠償を認めさせるだけでない、冤罪の原因と責任の所在を明らかにする大切なたたかいと位置付けて、たくさんの方々の支援が続いている。
先日の三者協議で、審理に動きがあったと聞いている。今日は、これからその東京高裁要請だ。
常磐線北千住駅で千代田線に乗り換えた。霞ヶ関駅で降りる予定です…。