夫たちの闘いがいよいよ最終盤を迎え、守る会が総力を挙げていま取り組んでいることは、
全国紙に「新聞意見広告」を出すことだ。
とんでもなくたくさんの費用を必要とする。
できうる限り、あらゆる手段でその対策を立て、「やりつくす」努力がされている。
それは、今までの運動の枠を大きく超えて「世論」に呼びかけ、理解と賛同を得ることの必要性と重要性を思うからだ。
「布川が勝てばいい」
それだけでももちろん大きな影響力はあるだろう。
無実の者が、42年もの長い間「無実を叫び、裁判のやり直しを求め続けている」
なぜ、今まで放置されたままなのか
裁判とはそういうものなのか
だけど、今、裁判員裁判が始まるまさにこのとき
「裁判員になるかもしれない、あなたへ」
呼びかけたい、
訴えたい、
一緒に考えてほしい。
「えん罪・布川事件」を知って、
この裁判は
何が間違っていたのか
どうすればよかったのか
一緒に考えてくださる人が、多ければ多いほど、この日本と言う国の「裁判の在り方」が変わる。
そして、
えん罪で苦しんでいる人への関心が高まり、「えん罪を繰り返さない」努力がされる。
だから、私も手紙を書いた。
学生時代のクラスメート全員に。
卒業以来一度も会っていない友(と言っていいのかな?)にも。
なぜなら、
10年間、夫のそばで見てきたことが、私自身の確信に代わり、これは今の日本のすべての人に共通に考えていただける問題であると思うから。
明日は、高校時代の友に送ろう。
思い切って、これまでの垣根を越えて。
一人でも、二人でも応えていただけたなら、それだけで勇気が湧いてくるだろうな。。。
夫はすでに100人単位で日々手紙を書き続けている・・・