夫のところにはいろんな方から手紙が届く。
獄中からも届く。
昨日はW刑務所に服役中だという女性の方(30代)からのものを夫から読むように渡された。(ふだんは、ほとんど夫が自分で判断し、自分で返事を書いているのだが)
夫は、その手紙と一緒に「えん罪ファイル」NO.20の掲載記事を見せてくれた。そこには、
やはり「虚構の事件」だったのか?
「人工呼吸器外し患者殺害」事件で
注目の新鑑定!
と、大きな見出しが書かれていた。
そして、小見出しには、
「人工呼吸器外し患者殺害」事件で、注目の新展開があった。その第2次再審請求審で、この事件はそもそも「事件」ですらなかったことを示す新証拠が弁護団より提出されたのだ。」
とあり、患者Aさんの「死因」は、「人工呼吸器のチューブを外したことによる急性の心停止」では説明のつかない所見があったことが、新たな鑑定であきらかになったとあった。
事件の概要は以下のように書かれてある。
「2003年5月に入院患者の男性Aさん(72歳)が亡くなった一件をめぐり、看護助手の〇〇〇〇さん(逮捕当時24)が翌04年7月、「看護助手の待遇への不満」からAさんの人工呼吸器のチューブを外し、殺害したことを「自白」して殺人の容疑で逮捕、起訴された。〇〇さんは裁判では自白を撤回、無実を訴えて最高裁まで争ったが、07年5月に上告棄却され、懲役12年の判決が確定。有罪証拠は事実上、〇〇さんの捜査段階の自白だけである上、その自白は変遷が激しく、荒唐無稽な供述や客観的事実と矛盾する供述が散見されたにも関わらず、裁判官たちが〇〇さんを有罪と決めつけた事件である。」
私は、「看護助手」という職種と
「待遇に不満」などの理由で患者さんを殺害などするか?と思った。
私も病棟経験はないが看護助手だった。たくさんの仲間も知っている。「待遇への不満」はあったとしても、患者さんを殺害するなんて決してない。
まして20代の〇〇さんだ。おそらく、看護師への希望を持って、「好き」で選んだ道ではなかったのか?
夫はさっそく返事を書いた。そして、
「獄中詩集(〇〇さんの希望)と『ショージとタカオ』を一緒に送ってあげて。手紙もそこに入れて」と言った。
「この本読んだら、私のことにも関心持ってくれるかもしれないね。中に、私が看護助手だったこと書いてあるからね」と私。
「そのことは手紙に書いたよ。」と夫。
続けて
「それに『北陵』(クリニック筋弛緩剤えん罪事件)とも共通するものがあるかもしれないからね」とも。
夫が、手紙を読ませてくれた理由を知った思いだった。
東京に向かう夫を赤塚駅に送り、その足で赤塚郵便局に行った。
そして、〇〇さんの封筒に書かれてあったW刑務所のあて先と〇〇さんの名前を、意識して書いた・・・。
まだ〇〇さんのこと、事件のこと、ほんの入口しか知らない私に現段階では何も言えないが、もっとこの事件のことを知りたいと強く思った。
何故なら、患者さんの亡くなるのは、病院では通常ありえること。
それを、死因を徹底して究明することなく、安易に「殺人」と断定して捜査が進んでしまっていることは絶対許されないことと思うからだ。
守大助さんの動機も、「病院に不満があったから」と裁判で認定されたのだ。
全く同じ理由だ・・・。
獄中からも届く。
昨日はW刑務所に服役中だという女性の方(30代)からのものを夫から読むように渡された。(ふだんは、ほとんど夫が自分で判断し、自分で返事を書いているのだが)
夫は、その手紙と一緒に「えん罪ファイル」NO.20の掲載記事を見せてくれた。そこには、
やはり「虚構の事件」だったのか?
「人工呼吸器外し患者殺害」事件で
注目の新鑑定!
と、大きな見出しが書かれていた。
そして、小見出しには、
「人工呼吸器外し患者殺害」事件で、注目の新展開があった。その第2次再審請求審で、この事件はそもそも「事件」ですらなかったことを示す新証拠が弁護団より提出されたのだ。」
とあり、患者Aさんの「死因」は、「人工呼吸器のチューブを外したことによる急性の心停止」では説明のつかない所見があったことが、新たな鑑定であきらかになったとあった。
事件の概要は以下のように書かれてある。
「2003年5月に入院患者の男性Aさん(72歳)が亡くなった一件をめぐり、看護助手の〇〇〇〇さん(逮捕当時24)が翌04年7月、「看護助手の待遇への不満」からAさんの人工呼吸器のチューブを外し、殺害したことを「自白」して殺人の容疑で逮捕、起訴された。〇〇さんは裁判では自白を撤回、無実を訴えて最高裁まで争ったが、07年5月に上告棄却され、懲役12年の判決が確定。有罪証拠は事実上、〇〇さんの捜査段階の自白だけである上、その自白は変遷が激しく、荒唐無稽な供述や客観的事実と矛盾する供述が散見されたにも関わらず、裁判官たちが〇〇さんを有罪と決めつけた事件である。」
私は、「看護助手」という職種と
「待遇に不満」などの理由で患者さんを殺害などするか?と思った。
私も病棟経験はないが看護助手だった。たくさんの仲間も知っている。「待遇への不満」はあったとしても、患者さんを殺害するなんて決してない。
まして20代の〇〇さんだ。おそらく、看護師への希望を持って、「好き」で選んだ道ではなかったのか?
夫はさっそく返事を書いた。そして、
「獄中詩集(〇〇さんの希望)と『ショージとタカオ』を一緒に送ってあげて。手紙もそこに入れて」と言った。
「この本読んだら、私のことにも関心持ってくれるかもしれないね。中に、私が看護助手だったこと書いてあるからね」と私。
「そのことは手紙に書いたよ。」と夫。
続けて
「それに『北陵』(クリニック筋弛緩剤えん罪事件)とも共通するものがあるかもしれないからね」とも。
夫が、手紙を読ませてくれた理由を知った思いだった。
東京に向かう夫を赤塚駅に送り、その足で赤塚郵便局に行った。
そして、〇〇さんの封筒に書かれてあったW刑務所のあて先と〇〇さんの名前を、意識して書いた・・・。
まだ〇〇さんのこと、事件のこと、ほんの入口しか知らない私に現段階では何も言えないが、もっとこの事件のことを知りたいと強く思った。
何故なら、患者さんの亡くなるのは、病院では通常ありえること。
それを、死因を徹底して究明することなく、安易に「殺人」と断定して捜査が進んでしまっていることは絶対許されないことと思うからだ。
守大助さんの動機も、「病院に不満があったから」と裁判で認定されたのだ。
全く同じ理由だ・・・。