京都祇園祭・・・
宵山にふたりで出かけたんだって・・・。
syoujiさんがkeikoさんを誘ったんだ。
「人ごみは息苦しくなってしまうんだよな」
「行くかどうか、keikoさんが決めていいよ。」
そう言いながら、どうもそわそわして朝から落ち着かないsyoujiさん。
電車で一時間?の奈良市に滞在中で、「やっぱり、行きたい!」という思いがkeikoさんに伝わって来た。
それもそのはず、syoujiさんは40年前、故郷茨城の「強盗殺人事件に巻き込まれる」少し前まで京都で働いていたんだって・・・。
syoujiさんにとって、今年の祇園祭は本当に40年振りの懐かしい、懐かしい思い出のお祭りだった・・・。
昼間は、ふたりで奈良市内のお寺などを回りながら、夕方やっぱり京都へ行こう!って言うことになったんだ・・・。
まず、京都駅を降りた所から、人、人、人の波。
「迷子になるなよ」とkeikoさんに声をかけ、先にたってその人の流れに乗って歩いた。いくつもの山や鉾が出ているのを見ながら、syoujiさんは歩行者天国まで時間があるから、と閑静な裏通りに入った。
「ここに○○っていうお店があった」「○○さんという人がいて・・・」「この辺に・・・」と、syoujiさんは19歳のころの自分と40年前の京都の街の記憶を辿って歩いた。
「茨城に帰って来なければよかったのに・・・」
「・・・」
決していい思い出でばかりでない、苦い思い出があるらしい・・・。
keikoさんは、syoujiさんの反応にそんなことを思った。
一緒に歩きながら、keikoさんも「19歳のsyoujiさん」と「40年前の京都」の空気を感じていた・・・。
歩行者天国は先刻より、何倍にも見物客が膨れ上がり、人波の流れに沿って歩くので精一杯だった。
それでも、syoujiさんは、いくつも、いくつも鉾や山を案内してkeikoさんに説明してくれた。syoujiさん、嬉々としていたね。本当に、嬉しそうに、懐かしそうに、心から楽しんでいるようだった。
「こんな人ごみ、生まれて初めて!これじゃ、痴漢もスリもあり得るよ・・・」と緊張しながら歩くkeikoさん。
早く人ごみから解放されたいと流れの空きを見つけて歩くsyoujiさん・・・。
それでも、ふたりで充分楽しんだ宵山祭りだった・・・
「俺、大丈夫だったよ。少しづつ、人混みに慣れてきている・・・」
ほっとしたように言うsyoujiさんの顔は明るかった!
京都へ足を延ばしてよかった・・・
「また、少し、syoujiさんに寄り添えた・・・」
keikoさんは、離れて暮らす不安が少し軽くなったようなそんな気がしていた・・・。
syoujiさんって、お祭り大好き!みたい・・・
今度は、「水戸の『黄門祭り』、一緒に行こう!」だって・・・
宵山にふたりで出かけたんだって・・・。
syoujiさんがkeikoさんを誘ったんだ。
「人ごみは息苦しくなってしまうんだよな」
「行くかどうか、keikoさんが決めていいよ。」
そう言いながら、どうもそわそわして朝から落ち着かないsyoujiさん。
電車で一時間?の奈良市に滞在中で、「やっぱり、行きたい!」という思いがkeikoさんに伝わって来た。
それもそのはず、syoujiさんは40年前、故郷茨城の「強盗殺人事件に巻き込まれる」少し前まで京都で働いていたんだって・・・。
syoujiさんにとって、今年の祇園祭は本当に40年振りの懐かしい、懐かしい思い出のお祭りだった・・・。
昼間は、ふたりで奈良市内のお寺などを回りながら、夕方やっぱり京都へ行こう!って言うことになったんだ・・・。
まず、京都駅を降りた所から、人、人、人の波。
「迷子になるなよ」とkeikoさんに声をかけ、先にたってその人の流れに乗って歩いた。いくつもの山や鉾が出ているのを見ながら、syoujiさんは歩行者天国まで時間があるから、と閑静な裏通りに入った。
「ここに○○っていうお店があった」「○○さんという人がいて・・・」「この辺に・・・」と、syoujiさんは19歳のころの自分と40年前の京都の街の記憶を辿って歩いた。
「茨城に帰って来なければよかったのに・・・」
「・・・」
決していい思い出でばかりでない、苦い思い出があるらしい・・・。
keikoさんは、syoujiさんの反応にそんなことを思った。
一緒に歩きながら、keikoさんも「19歳のsyoujiさん」と「40年前の京都」の空気を感じていた・・・。
歩行者天国は先刻より、何倍にも見物客が膨れ上がり、人波の流れに沿って歩くので精一杯だった。
それでも、syoujiさんは、いくつも、いくつも鉾や山を案内してkeikoさんに説明してくれた。syoujiさん、嬉々としていたね。本当に、嬉しそうに、懐かしそうに、心から楽しんでいるようだった。
「こんな人ごみ、生まれて初めて!これじゃ、痴漢もスリもあり得るよ・・・」と緊張しながら歩くkeikoさん。
早く人ごみから解放されたいと流れの空きを見つけて歩くsyoujiさん・・・。
それでも、ふたりで充分楽しんだ宵山祭りだった・・・
「俺、大丈夫だったよ。少しづつ、人混みに慣れてきている・・・」
ほっとしたように言うsyoujiさんの顔は明るかった!
京都へ足を延ばしてよかった・・・
「また、少し、syoujiさんに寄り添えた・・・」
keikoさんは、離れて暮らす不安が少し軽くなったようなそんな気がしていた・・・。
syoujiさんって、お祭り大好き!みたい・・・
今度は、「水戸の『黄門祭り』、一緒に行こう!」だって・・・