えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

ホッとしたくて

2020-03-14 | 日記
朝から冷たい雨…。
10時からの会議に駆けつけ、終わったら千波湖一周歩きたいと思ったが、雨で断念。
真っ直ぐ帰宅する気になれなくて、コメダ珈琲店でホットタイム。
何故か、規制、規制で滅入りがちだった自分に気づく…。

だから…

少し気分が落ち着いた。

いろいろあるけれど…

2020-03-14 | 日記
 夫の病状の厳しいことを、主治医から宣告された。
取り乱すこともせず、意外と表面上は平静でいられている。
夫の内心はどうなのかな…?
互いに平常心でいられるよう、言葉に出さずに今までと変わり無いようにと、気遣いあっている…。

 今市事件の勝又拓哉さんの、最高裁上告棄却決定が出て、無期懲役が確定した。
何故、これ程までに裁判はデタラメなのか?裁判官の目は節穴なのか!
 決定から9日目の今日、夫と勝又拓哉さんを支援する茨城の会代表が東京拘置所に面会に行った。
こちらの激励に、勝又さんが我慢していた思いを押さえきれず、夫たちの前で涙したと言う。
当然だろう。
無実の罪で、無期懲役など受け入れることなどできないだろう。
それでも、闘うこと以外に希望は見いだせない。
これからさらに支援を強めていきたい。

 新型コロナウィルスの感染拡大防止対策のため、世界中至るところで、混乱が起きている。
早く終息して欲しいが、それにしても日本政府の無策ばかりが浮き彫りになって、国民みんなが疲弊しきっている。

 でも、思った以上に冷静でいられるのは、やはり夫が側に居てくれるからだろう。
一人より、二人でこの混乱のなか、一緒にいられることの心強さを思う。

きっと病も夫の気力の強さに、退散してくれるのではないだろうか?
そう強く願いたいものだ。

 株は小さくなったけれど、今年もシンビジューム「プリンセス アイコ」が、花をつけて、私たちを癒してくれています🤗
 

最高裁は冤罪者を生むことに心を痛めないのか…

2020-03-08 | 日記
 今市事件の最高裁上告棄却決定を、夫から知らされた。

 東京高裁は、一審宇都宮地裁が認定した、殺害場所、殺害方法、自白の信用性などを否定して有罪判決を取り消したが、それで無罪とするのかと思ったら、改めて一審で問題とできなかった勝又拓哉さんの手紙(母親に宛てた、当該事件に関係ないことで書いたものだという)を証拠採用し、有罪・無期懲役を言い渡すという驚くべき判決を出した。
 それに対し、最高裁に上告していたのだが、すでに1年7か月。
いつ出るか、3月中にもあるかもしれないということは、支援する会から聞いていた。
だけど、最高裁の動きは全く見えないので、何としても有罪確定になる前に救い出したいと、毎月の最高裁要請を支援する会も救援会も一緒に続けてきたのだった。
 私も、勝又拓哉さんと手紙のやり取りをしていて、直近で2月末にも私の手元に届いていた。
そこに、面会はいい。「自分から会いに行きます」と書かれてあった。「外で会いたいし…」とも。

 彼が「最高裁なら、一審、二審の誤りを正してくれるはず」と、希望を持って、判決を待っていただろうと思うと、胸が痛んだ。
 
 私は、棄却決定の知らせを受けて、勝又さんに電報を打った。

今は絶望の中にあるだろうが、多くの人が勝又さんの無実を確信し、国の誤りを正すため一緒に闘おうとしていることを少しでも伝えたかったから…。

 夫も、最高裁で上告棄却された経験者だ。でも、今は晴れて再審で無罪判決を得て、社会で生活できている。
その夫に、激励面会に行って欲しいと要請があり、13日に行くことになった。

 これから、勝又さんも「再審」で闘うことになる。
夫の面会は、きっと力になるだろうと思う。
私も、夫が皆さんに支えていただいて、社会に戻ってこられたことを思い、少しでも勝又さんの再審のたたかいの力になれるよう頑張ろうと思う。

 それにしても、日本の裁判のでたらめさに怒りを覚える。
何人冤罪犠牲者を生み続けるのか。
誰も反省しない。責任を取らない。
これほど多くの人が、冤罪を訴え、裁判のやり直しを求めているというのに、
「日本に冤罪はありません」と、国連でも平然と公言するような日本政府であることを知っている私だから、ただ、ただ、怒りが増すばかりだ。

でも、それだけに、ひとり、ひとりのたたかいを支援し、勝たせることが夫の、そして私の使命と思って頑張って行きたい。

勝又拓哉さん

2020-03-01 | 日記
 東京拘置所にいる今市事件・勝又拓哉さんとの手紙のやり取りが続いています。
今日の手紙には、
2/29~3/1予定されていた全国現地調査や3/7に予定している水戸偕楽園での宣伝行動に
「参加する方々のことを考えると、ちょっと心配になります。今はマスクも品薄で…
   …中略…
今はコロナであちこちの小さな集会も取りやめになってるみたいで、遠方からくる方もいらっしゃるとおもうから、どうなるか心配です」
とありました。
優しいですね。
(現地調査については、急遽延期にしましたが、この手紙と延期の決定日が重なり、拓哉さんには伝わっていません。
今日、明日とも延期のお知らせが伝わりきらず現地に来る方を予想し、茨城の会事務局のメンバーが現地に立って対応中です。
偕楽園宣伝も中止です。全国からの観梅に訪れる観光客に宣伝、署名を訴えるのですが、とにかく例年と比較しても、圧倒的に訪れる人が少なく、本当に残念です)
 また、面会について、
「面会時間は5分~20分と短いので、2時間以上もかけて、面会に来なくても、外に出たら、私の方から会いに行きますよ。外の方で会いたいし…」
と、ありました。
そうだね。
外で会いたいね。
と思いながら、拓哉さんの希望が叶えられるように、と願わずにはいられませんでした。
東京高裁不当判決から1年7ヶ月。
拓哉さんの家族も集会や学習会などに参加し、支援を訴えています。過日の笠間支部学習会では、家族の訴えを聞いて、14人の支援する会入会者があったと報告がありました。
厳しい現実があるけれど、勝又拓哉さんは、「最高裁なら正しい判決を出してくれるはず」
と信じて判決を待っています。希望をもって待っています。
最高裁は一日も早くこれに応えるべきです。