えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

北海道から

2008-09-27 | 日記
北海道に行っている夫から、何枚か写メールが届いてきている。

旭山動物園がよかった!・・・と初めにトラの写真、次に○○の写真・・・。

「カバの写真、ありがとう」と言ったら
「カバじゃないよ」
「?」
「ヒグマだよ」
「えーっ!ごめん!だって、前に水があって奥に写ってるの、黒いからカバかな~?って・・・」

はははって笑ってごまかしちゃったけど、実は、夫の携帯写真の鮮明さは、私の携帯では同じようには見えず、かなりダウンしてしまう・・・。

 それでも、昨日送ってくれた豊平川河川敷と藻岩山はとてもきれいだった。

今日は、
「やってみよう 裁判員を!
  あなたの良心ぶつけて」ということで、
裁判員制度を考えるパネルディスカッション(日本国民救援会北海道本部主催)が札幌市で行われ、そこにパネラーとして参加している。

昨日は、他の団体が、裁判員制度は問題が多すぎるということで「廃止」を求める集会が行われていたとのこと・・・。

 私も、このまま裁判員制度が導入されるのは問題が多すぎることは十分承知している。
でも、夫たちのように、また、同じようにえん罪で苦しんでいる人たちのことを知るたびに、なぜこのようにえん罪が多いのか。それが、長い間、放置されたままなのか。
少なくとも、今の制度の中で、プロと言われる裁判官が下した判決によって生まれていることはまぎれもない事実。ならば、今の制度そのものをまずは変えることこそ、新しい時代を迎える一歩になるのではないだろうか、そのように今現在は思っている・・・。

夫は言う。
「まずは、30万人に通知が届く。その瞬間から、30万人の国民の意識が変わる」・・・と。




秋の行事が終わった

2008-09-23 | 日記
少しだけ残った「もち米」の刈り取りがあり、実家に行った。
機械でやるので、短時間で済むのだが、前日強い雨があって田んぼがぬかるみ、午後からの作業となった。

 今回は、夫は岐阜のほうに行っていて、兄も東京に戻り、私と息子が手伝うこととなった。
一番働いたのはやっぱり母。84歳の小さな体に鞭打つように(少なくとも私にはそう見えた・・・)よく動いていた。

 次は息子。機械の扱いもすっかり1人前で、父と母に頼られてそれにしっかり応えていた。高校時代、茶髪にして(まだ、とんでもないことのように思われてた時代だったから余計に悲しませてしまった・・・)
「なんで、あんな子供になってしまったんだろう・・・」と心配掛けていたのは遠い昔。あの時の父と母の悲しそうな顔を今でもふっと思い出すが、今の息子の姿に私もほっとする・・・。

 私も頑張った。なぜって、「体調が悪い」という父が、目の前で重いコメの袋を何袋も乾燥機に入れようと頑張ろうとしたから、それを買って出て私がした。
「明日、腰が立たなくなっても知らんぞ」と父は心配してくれたけれど、本気になれば私にだってできないことはなかった。
でも、重いコメ袋を歯を食いしばって持ちながら、
「これは男の仕事だ~!」と私はぶつぶつ言った。
でも、でも、農家の女性はこれぐらい何でもないんだよね・・・。頭が下がります・・・。

 仕事を終えて、機械のキャタピラや下回りに食い込んだ泥や稲わらを川で洗い流し、きれいに片づけた。
「来年、また父と母は米作りができるだろうか・・・」
そんなことを考えながら・・・。

刈り終わった田んぼの土手にたくさんの彼岸花が咲いていた・・・。

そうそう!
実家にいとこや友人から
「ジュネーブカンパ」が届けられていた。
父と母からも手渡された・・・。
アリガトウ!!

夫のジュネーブ行きまで、あと2週間と少し・・・。
パスポートは無事おりるだろうか・・・。

愛知・東三河支部の皆さんが・・・

2008-09-18 | 日記
「朝7時半に出てきました」
と、おっしゃる救援会東三河支部の皆さんが、大型バスで
利根川の対岸・千葉県印西市にある旅館に到着したのは午後の3時頃だったでしょうか・・・。

 えん罪・布川事件の起こった現地
「茨城県北相馬郡利根町布川」を、直接歩いて調査したいとお見えになったのだ。
あいにく、当事者である夫とSさんは、救援会千葉県本部大会に出席、その後も
司法試験受験をめざす伊藤真塾の塾生さんたちの講義にパネラーとして?参加することが先約としてあったため、代理で私がお迎えするように言われていた。

水戸から、約束の旅館に向かっていた私も、事務局長のNさんから

「皆さん、予定よりも早く着かれました。
 keikoさんは、いまどちらですか?」

と、連絡をいただいた時は、まだ向かっている途中で圏央道牛久インターを降りて牛久市内に入ったばかり。

「後、30分ぐらいで行けると思います」

と、言ったものの、牛久市内、利根町に入っても交通渋滞に巻き込まれ、ヤキモキしながら向かいました。

Nさんが、事前に歩いていただくコースや、現場でのポイントなどを地図や見取り図で説明して下さり、それから皆さんに現地に入っていただきました。

 ★「事件当日二人を見た」とされる、布佐駅や通勤路の途中、石段
     ↓
 ●夫もSさんも地元に暮らしていたので生活圏内で見たとされた事実はあっても事件現場とは関係ない場所で見たということが事件に結び付くのか。
 ●実際に会った日は9月1日なのに、事件のあったとされる8月28日だと警察の誘導によって証言者が思わされたこと。

 ★バス停で「バスを見送ってから相談をした」という自白と、その少し前の時間にすでに被害者宅前にいた別の二人組の人物を見たという複数の証言があること。

 ★盗った財布を土手から利根川に投げ捨てた、という自白どおりに投げても、川には届かないという事実。

 ★街灯の少ない道路で100メートル以上も離れた所から、顔、人物の認識が可能か?

 など、など・・・。
 自白と現実の矛盾を感じていただけただろうか・・・。

 夕食交流会の席では、地元守る会として会長を引き受けて下さり、大変ご尽力をいただいているMさん(市議)の歓迎のあいさつに続き、乾杯、懇談なりました。
私も、高裁勝利決定に立ち会ったその時の様子を話させていただき、質問に答えるという形で、なごやかに参加させていただいたた。
「いい話を聞かせていただいた」とおっしゃって下さったが・・・私としては、余計な事をしゃべり過ぎ、肝心なことを言わないでしまったという、自己嫌悪に今でも苛まされて?いる…。

 翌朝、8時、旅館を出る前の皆さんを夫と一緒にお見送りに行った。
夫のあいさつとそろっての記念撮影。
やっぱり、夫の顔を見て皆さんが喜んでくださっている・・・。
遠くからわざわざ来ていただいた皆さんにこれで「来てよかった」と思っていただけたろうか・・・。


 みなさん、本当にありがとうございました!

「秋の月」

2008-09-16 | 日記
「明日、十五夜だね」
と、見上げた空に輝く月を見たけれど
今年は
十五夜が満月でなくて
十六夜が満月?
でも、その夜は雨が降り、本当の満月を見られないまま
今夜、東の空から昇ったばかりの「あかい月」を
不思議な思いで見続けた・・・。
宇宙から見ているような…。

高く昇る頃には
きれいな「秋の月」になっていたけれど
今日は少し欠けた十七夜・・・?・・・

月を仰いで咲いている「月見草」を見ていたら
何故か「かぐや姫」の話を思い出してしまった・・・

今年は稲刈りはパス!しました

2008-09-15 | 日記
「keikoさんのブログを見ていたら、keikoさんのふるさとへ行ってみたくなりました。稲刈りに行くんですよね。御迷惑でなかったら、取材をかねて行ってもいいですか?」

受話器の向こうから、聞きなれたIさんの声が聞こえた。

 初めてIさんにお会いしたのは10年前だったろうか?
あの時は、夫とすら話をするのに緊張していた頃。初めての「取材」で、ものすごく緊張し、顔は強張り、自分の言葉が「茨城弁」そのものではないか、ととても緊張したことが今では懐かしいを思い出となっている・・・。
私たちの「結婚を祝う会」にもいらしていたように思う・・・。
もちろん高裁決定の日も、その前後も・・・。

それらがどんなふうに使われていくのか、気にならない訳でもないが、いつか「作品」となって披露されるときを楽しみに待ちたいと思う・・・。

そんなIさんからの今回の申し出。
でも・・・稲刈りは、私たち夫婦が主で行う訳ではない。私の両親がいて、兄や、毎回、私より熱心に手伝う私の子供たちがいる。
誰一人「取材」など受けたことのない人たち。私たち二人だけを撮るといっても、きっとOKはくれないだろうな・・・。
「ご家族の皆さんの都合もあるでしょうから・・・」と遠慮がちにいうIさんの言葉。夫のことを思うと、そんな中での映像も残せたらいいな、と私は思った・・・。

意外と「いいよ」って言ってくれるかも・・・。
う~ん・・・どうかな・・・

迷いながら実家に電話したら、
案の定、父からはっきりと
「だめだ!」と断られた!

やっぱり!・・・(しょうがない)


「(働き)手は、十分あるから大丈夫!」と言うことなので、私たちは、稲刈りはせずにお茶菓子を持って顔だけ出すことにして、Iさんの申し出を断らせていただいた。

Iさんは、
「無理をお願いして申し訳ない、気まずくなってしまったのでは・・・」
と、夫に言って来てくれたようだが、そういう心配はなく、夫の忙しいことを十分承知していてかえって「カンパ」をくれた両親。
ありがとう!


 次回に残した「もち米」の刈り取りは、来週。夫は岐阜に行く予定が入っている。兄と私の娘が来られないというので、私が行くことを約束をしてきた。
みんなで、お茶のみをして、私たちは帰って来た。


現地調査絵手紙報告集

2008-09-11 | 日記
 大阪府岸和田市に住む絵手紙作家・中村千恵子さんから、先日行われた第18回全国現地調査の「絵手紙報告集」が届いた。
中村さんとは、昨年5月の国連要請の折り、ご一緒させていただいたことで、以来交際を続けさせていただいている。
中村さんご夫妻は、「大阪オヤジ狩り事件」で被疑者とされた青少年らの冤罪を晴らすため、活動されていて昨年はそのレポートを持って国連要請に参加されたのでした。

 今回、
「初めて布川事件の現地調査に参加しました!」
と、おっしゃる通り、お忙しい中、遠く茨城のえん罪事件・布川事件の現地においでいただいたのだ。
期間中、本当に旺盛的にたくさんの「絵」を描かれていたが、それらを1冊の本にまとめて報告集を作ってくださったとのこと。
あれからまだ何日も経っていないというのに・・・。

拝見して、
「ほんとにすごい!」
そう思いました。

 昨年、国連要請の報告集も素晴らしいと思いましたが、とにかく
絵も、文章も、そして一連の流れを見事にレポートしたそのまとめ方も感動の一言に尽きます。
仕上げるまでに大変なエネルギーを必要とするはずです。
それを見事に「やってのけてしまう」明るくて元気な中村さんには、私たちのほうが何倍もの元気をいただくのです。
ご主人の協力があるからできるんだ・・・とおっしゃる千恵子さん。
仲の良いお二人は、私にとって「憧れ」でもあり同時に「お手本」でもあります。

 報告集を見せていただきながら、あらためて今年の現地調査を振り返っています・・・。
いくつか多めに作っていただいて、送っていただくことにしました。
みなさんに分けさせていただこうと思って・・・。

純白を映えさせて

2008-09-10 | 日記
上司から、ひとつだけ胡蝶蘭の花をいただいた。
どうすれば清楚な美しさをそのまま残して、
みてもらえるように飾れるだろうか?

勤務中なのに、戸棚の中、机の中など
あるものを並べて何度も試みた。

結局落ち着いたのはこんな感じでした・・・。

私の机の上で
部屋を訪れる人を迎えます・・・。


気持いい朝に…gon です

2008-09-10 | 日記
もう、暑い、暑い夏はどこかに行ってしまった…。
朝の日差しがまぶしかったけれど、とても気持がいい朝だった。
久しぶりの日光浴でした!今年の夏も、何とか越えることができました。
もうすぐwatasiの21回目の誕生日(keikoさんに助けてもらって、初めてこの家に来た日、9月14日をkeikoさんがそう決めた・・・)が来ます…。

gon